「さて,風呂の時間までに,ひと仕事しとくか…」
「ん? あとの子か」
「そうやで」
「この部屋で,遊ぶんか?」
「パパ,じゃましやんといてや!」
「せえへんけど…」
「そうや! もうふ,もってこよっと」
「んん…寝間から毛布を運んで来るんか…運んで来おったし」
「これをね,こうするの…!」
「2つのイスに引っかけて,カーテンがわりか」
「あとの子ちゃ〜ん!!」
「さきの子も来たか」
「ねえねえ,ここであそぼおよお」
「わかった!」
「(ちょっとうるさくなりそうやが…自分のペースで作業するか)」
1分後…
「カーテンして,暗くないか?」
「だいじょうぶだもん!」
「たのしいもん!!」
「そっか.それやったらまあええんやが…」
「そういえば仕事場から,黒飴を持って帰ってきたなあ(がさごそ)」
「くろあめ! ほしい」
「ほしい! ほしい!!」
「予想どおり出て来おった.はいはい,ちょうど3個や.パパと,さきの子と,あとの子で,1個ずつ.袋はゴミ箱.寝っ転がって舐めるなよ!」