「ただいま〜．ドーナツ，買うて来たぞ．一人1個ずつあるからな〜」
某年月日，夕方のことです．食事をする部屋のドアを開けて，右手の，ドーナツが入った箱を軽く持ち上げると，子らと目が合いました．
真っ先に喜んだ子---諸事情により本日の記事では，4人の娘の誰がどんな反応をしたのかを書くのは差し控えます---は，イスの上で立ち上がり，ガッツポーズをして「やったあ!」と反応しました．
次に喜んだ子は，こちらの足元に，頭から滑り込んで，喜びを表現しました．
ママとのちょっとしたやりとりのあと，「食べたいよお」と泣き声になる子がいました．食事中で，「（ドーナツは，今日の晩ごはんを）全部食べてから」と，ママが言ったのでした．
最後の一人は，なぜか冷静でした．「おんなじのん，8こ?」と尋ねてくるので，「いや，ミスタードーナツで，違うのを1個ずつ，家族の人数分，買うて帰ってんで」と答えまし た．「いっこ，ちょうだい」「全員が晩ごはんを食べ終わってから，な」
パパも座って，夕食を…．
「パパ，なんでドーナツかってきたん?」
「よお聞いてくれた．パパとママとが初めて顔を合わせて，今日でちょうど15年になるんや!!」
