わさっきhb

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10年ぶりの全国大会座長

1月某日,メールが来ました.
3月13日から15日まで開催の,情報処理学会 第80回全国大会について,「人文科学へのコンピュータ応用」というセッションで座長を務めてほしいという依頼です.
10年前は,電子情報通信学会のほうで,たしか電話が来まして,即決しました.初めての座長という記事を作りました.
今回は依頼がメール,返答はWeb(メールに書かれたURLにアクセス)です.迷うことなく,承諾の手続きをしました.
先月末に,「座長」の区分の引換証(PDFファイル)が届きました.また今月に入ってから,論文閲覧ができるようになり,7件の論文をダウンロードしました.両面印刷して,クリアファイルに入れたのはいいものの,内容をじっくり読んだのは当日の朝でした.
今回の座長では,発表や質疑の進行に加えて,「学生奨励賞の審査」をすることにもなりました.有資格者の発表を対象として,セッションで最大2名,学生奨励賞受賞者を決めてその場で(セッション終了時に)表彰するのです.これまで全国大会を聴講して,流れは知っていましたが,自分がその役をするとなると,プレッシャーがかかりました.
論文を下読みした時点で,候補は3件です.会場で有資格者が書かれた発表者リスト(受賞者にマルをつけ,コメントを添えて,会場のスタッフに返す)を見たところ,3件のうち1件が対象外と分かりました.すべての発表を聞き,2件の授賞は揺るがないものと判断し,表彰を行いました.
セッションに割り当てられた時間は,2時間です.1件あたりの発表時間は講演12分+質疑3分=15分で,7件ありましたので,単純計算では15×7=105分ですが,質疑でオーバーする発表があったほか,表彰式と,「発表をしてくださった方々,質疑に関わった方々に感謝の気持ちを込めて,みなさんで拍手しましょう」の呼びかけと拍手,そして座長業務の書類作成を終えると,ちょうどセッション終了予定時刻でした.会場で,「そのあと」のセッションがなかったのは幸いでした.