わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

2017年12月〜2018年2月

きりぬき

発表の2日前に,ゼミ室にて,学生と自分の2人で,発表練習(リハーサル)をしました.「この学会で発表するのは,2年ぶりで…2年前の発表者は○○さんで,やったことは面白かったけど,評価が論文に入れられなかったんで,入賞できなかったんだよなあ.今回は,図の黒塗りは痛いものの,本文だけで何やっているかが読めるし,評価も書けたから,発表次第では,学生奨励賞をもらえるかもと思っています.ともあれ,ベストを尽くしてください」と言っていたのが,実を結びました.

学生奨励賞,おめでとう!

少しまぎらわしかったのは,上記の4と5のところです.例えば時計盤は10時で,解答者の子どもが「Nine o'clock.」と言ったとき,出題者の返答はルール上(そして実際),「No. It is later.」だったわけですが,このitは,解答のnine o'clockではなく,時計盤のten o'clockを指すというわけです.
この混乱は,授業参観で初めて知った保護者の側だけでなく,前日までに授業でやっていたはずの,子どもたちの行動にも現れていました.ある出題者の子が「No.」と言ったのはいいけれど,earlierかlaterかどっちかで迷い,「アーリェィター」と言って他の子どもたちから「どっち!?」とツッコミを受けたりもしていました.

earlier/later game

1人目の学生は,「(対象)において(手法)が有用なのではないか?」の形で,表すことができました.そしてそのクエスチョンに対し,肯定的な解(ソリューション)を与えるために,手法をもとにシステムを構築して100人以上の学生に使ってもらって検証し…となっていくわけです.
2番目の学生については「(情報源)は(我々の関心)を代表するものであるか?」と表現できました.このクエスチョンに対しては,否定的な解を目指します.すなわち,他の情報源からも収集するとともに,従来の情報源との比較を通じて,既存の情報源プラス今回収集した情報源により,我々の関心に迫ることのできるデータベースシステムを構築することができる,と展開したいところです.

卒業論文のリサーチ・クエスチョン