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ラベルを上にして持つのはなぜか:ビール,液体試薬


昨日発売のモーニング,「飼育道具辞典」のひとコマです.
生物教師の対馬先生が,同僚との飲み会で,国語教師にビールを注いでもらったとき,ラベルが下だったのを見て「駄目です!」と言い,瓶から注ぐ時は,ラベルが上になるように持つのが基本と続けます.ビールの銘柄を見えるようにするため,ではなく,実験においては「ラベル表示が消えないように」という,実際的な理由があるわけです.
漫画を離れて,調べてみると,同様の指示が見つかりました.

イ 液体試薬
液体試薬は、ガラス棒やロートを用いて、液をこぼさないように取り出す。試薬を注ぐときには、液だれにより薬品名等が書かれたラベルを汚さないよう、必ずラベル面が上になるように試薬ビンを持って注ぐ。少量の場合はスポイト類で取り出してよいが、一度取り出した試薬は元の薬品ビンに戻さないようにする。

理科薬品の一般的取扱い
  • 液体試薬をビンから出す時は、ガラス棒などを使用し、こぼれないように行う工夫をする。ラベル面を上にし、手でラベルを覆うようにビンを握りラベルを保護する。なお、ラベルを汚さないことが基本であるが、汚れて判読できない試薬は危険薬品と同等に扱い、使用してはならない。
試薬の調製

Togetterまとめも見つかりました.最初のツイートは2017年1月ですが,先月にもコメントが書かれています.抜き書きは差し控えます.

以下のQ&Aでは,ベストアンサー以外の回答の中に,「ビールの正面つまりラベルを下にすると水滴が集まりラベルが汚れるので、避けるため上にしようということが言われているのではないでしょうか。」という,液体試薬と同様の理由が入っていました。


モーニングの表紙と巻頭カラーは「クッキングパパ」でした.2人の「おふくろの味」を組み合わせて,チキンナポリタンライス(目玉焼き乗せ)を作っていました.
自分にとっての「おふくろの味」というと,2つあって,種もヒゲも取らずに濃い味付けで煮込んだナンキン(カボチャのことだけど,母は決してカボチャと言わない)と,残り物ではなく朝から気合いを入れて作ったカレーライスです.もはや実家で食べる機会もありませんが.