挑戦する公共図書館: デジタル化が加速する世界の図書館とこれからの日本 (図書館サポートフォーラムシリーズ)
- 作者: 長塚隆
- 出版社/メーカー: 日外アソシエーツ
- 発売日: 2018/11/16
- メディア: 単行本
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PCが使えない環境で,この本を先頭から読んでいくと,途中から,「メイカースペース」という見慣れない言葉が何度も出現しました.
ページを戻ると,p.36から始まる2章の章題が「公共図書館に「メイカースペース」がやってきた」となっていました.
章のはじめに,メイカースペースとは何かが書かれていましたが,pp.56-58が「メイカースペースとは」題するコラムになっていました.最初の2つの段落を抜き出します.
●本章で紹介しましたように、最初に、米国で始まった現代社会の新たな「ものづくり」のための公共の場「メイカースペース」は米国の公共図書館で積極的に設置されるようになりました。近年は、このような、ものづくりのための公共空間を意味する「メイカースペース」を設置する動きは米国以外にもヨーロッパの国々や近隣の中国・台湾・勧告などでも急速に広がっています。
最近では、3Dプリンターなどでの「ものづくり」に誰でもが参加できる場であるファボラボ(FabLab)や、ハッカースペース(Hackerspace)などを含めて、もづくりのための公共空間を意味する「メイカースペース」が使われることが多くなっています。
第4段落の途中からソウル市の図書館,またその後は米国の状況が,例示されています.
国内で,図書館に限らず,上の定義に合致するようなメイカースペースが,思い浮かびません.最も近そうなのは,自校のクリエ*1です。3Dプリンターも,備わっていますが,旋盤やフライス盤,レーザーカッターなどもあります.誰でも使えるというわけではなく,特に旋盤などは,たしかライセンス講習にパスしてからになるはずです.
本をいったん閉じて,PCが使える環境で少し検索し,「メイカースペース」のタグをつけてはてブしました.http://b.hatena.ne.jp/takehikom/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9/よりご覧ください.