わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

おかしなゼミ出席記録表

 「あの,先生,これ…」と言いながら,学生が戸惑っていました.

f:id:takehikom:20191015221557j:plain

 研究室の全員が集まるゼミを,火曜日に実施することにし,本日が第2回です.
 今期に限らず,何年も前から,実施日には「ゼミ出席記録表」を作成し,出席者に記入してもらっています.学年の欄は「M・4・3・他」と印字していて,そのうちの1つに○をつけます.もともとは前期に,研究室配属前の3年生の見学を認めていて,参加を記録に残したいという意図がありました.
 Mはマスターコース学生を意味します(M1とM2の区別は重視しません).ドクターコース学生はいません.かつて卒業生が顔を出しに来てくれて,ゼミにも参加したのが,「他」に○がついた唯一の機会となっています.
 その学年欄が,今日は,おかしな表示になっていたのでした.「M・4・6・他」とか「M・4・0・他」とかあります.「6回生」は,起こり得るかもしれません*1が,「0年生」「0回生」というのは,聞いたことがありません.
 正しい「ゼミ出席記録表」は,こうです.

f:id:takehikom:20191015221606j:plain

 前回はこの内容でした.ゼミの実施後に,用紙を見ながらExcelに書き込みました.別に電子化している名簿からのコピーで,人物名の入力には苦労しません.また学年欄について,手書きでは「いずれかに丸」ですが,Excelではマスターコース学生なら「M」,3年生なら「3」だけにします.
 1週間前のワークシートをコピーして,本日用の出席記録表を用意しました.氏名を空欄にするところまでは,これまでやってきたことでした.
 次の作業で失敗しました.「M・4・3・他」と書いてあった,下から3行目のセルの,右下をつまんで上にドラッグしました.Excelのオートフィル機能です.
 それによって,欄がすべて「M・4・3・他」になったと勘違いしました.実際には,連続データとして貼り付けられ,ひとつ上の行は「M・4・2・他」に,そして「M・4・1・他」「M・4・0・他」「M・4・1・他」「M・4・2・他」...になったのでした.
 そんなことを,ゼミの場で言っても,どうしようもありません.3年生の記入にあたり,「3」がない行は,線を引いて訂正して「3」と書くよう,指示しました.

*1:https://takehikom.hateblo.jp/entry/2019/07/19/060630より:関西では,「1年,2年,…」ではなく「1回,2回,…」で学年を言う慣習があることは,自分の学生時代にも経験しています.留年や休学を含む大学の在籍年度数を表すのによく使われ,「5回」などの言い方も可能となります.