授業準備です.
2次方程式の解の計算を,プログラミング課題にしたら,どうだろうと思いながら,検索・探索していくと,桁落ちの扱いを含め,良さそうな情報を,いくつも参照できました*1.
判別式はDって書くよな,でも大文字の変数名はプログラミングでは好まれないから,えっとdescriminantだっけdiscriminantだっけと調べていくと,wikipedia:判別式とその英語版から,2文字目はiが正しいと分かりました.
本題はここからです.wikipedia:二次方程式に,ぎょっとする情報がありました.
(a≠0,b,cは定数)は,一般形(generalized form)です.
は,正規形(normal form)です(整方程式とも).
は,標準形(standard form)です.
こんな区別がなされているのを初めて知りました.
英語版はどうでしょうか…wikipedia:en:Quadratic_equationのページの中には,「generalized」も「normal」も出現しません.「standard form」は,あるのですが,直後にあるのは,日本語版のgeneralized formの式です.
二次方程式という対象を離れると,第なんとか正規形は,関係データベースを通じて学びましたし,標準形といえば形式言語理論の「グライバッハ標準形」「チョムスキー標準形」なんてのが思い浮かびます.
検索すると,これまた2次方程式ではない話に,標準形を見つけました.
ここでは「標準形(canonical form)」です.
canonical formも,学部の授業で見た覚えがあります.長さ0を含む任意サイズのビット列を,漏れなく重なりなく列挙するときの,ε(空ビット列),1,0,00,01,10,11,000,...のことでした.その授業に限定した命名でした.
*1:情報が多いと,学生も授業時間内外の検索で見つける可能性があります.https://takehikom.hateblo.jp/entry/20181110/1541775729には,先週のある日に,まとまったアクセスがありました.