「パパ,おきて~」
「ん? せっかくええ感じで二度寝してたんやが…」
「あのさあパパ,テレビのこれ,できるようにしてほしいんやけど」
「え~となになに,リモコンのボタン押して,でけへんのか?」
「できやんのよぉ」
「もちょっと,ちゃあんと読もか…ああ,『インターネットに接続してください』って表示が出とるがな」
「せつぞく?」
「つながんかったら,双方向サービスは利用でけへんっちゅうこっちゃ」
「つながるって,どういうこと!?」
「『接続』『つながる』がどういうことか,知りたいんか?」
「そう!」
「あれや,あの…アイハヴァペ~ン…アイハヴァンナポ~…」
「…」
「アー! これが『接続』っちゅうこと」
「そんなんどうでもいいから,インターネットにつないでよぉ」
「無茶いいないな*1…まずな,テレビとルータをつなぐ線,LANケーブルっちゅうのがいるんやが」
「ないの?」
「テレビとルータをつなぐ長さのンは,今ないなあ.それとやな」
「それと?」
「もしケーブルがあったとして,テレビ側には,裏側に,差込口があるんやけど」
「あるんやけど?」
「ルータっちゅうほうは,差込口,ぜ~んぶ,使こてんねん」
「じゃああかんのか…」
「テレビ切って*2,朝ごはん,食べにいこか.お前はホットケーキか?」
「そうやった! 今日は,ホットケーキ,あとの子ちゃんが作ってくれてるんやった!」