わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

初めてのオンライン学会座長

 情報知識学会 第28回年次大会の1日目が終わりました.
 依頼があり,座長を引き受けました.プログラムを見てみると,担当は16:00開始の一般セッション4で,発表件数は3件です.
 Zoomを用いたオンライン開催です.先週のリハーサルで,実施の流れを把握していましたが,ビデオ(カメラで顔出し)が必要なのかどうか,分かっていませんでした.
 午前のミーティングから参加して,見ていると,座長はビデオで顔を出すのが暗黙の了解となっていました.自分も,座長のセッション以外はビデオもマイクもオフにし,座長のときには,ビデオを常時オン,マイクは必要なときだけミュート解除しました.
 オンライン化されても,座長は予稿を事前に読んでおき,質疑応答時に誰も質問がなければ行う,というのもまた暗黙の了解事項です.予稿集は前日に学会ページでダウンロードし,印刷して,結局すべてに目を通したのは当日の昼休み時間でした.
 発表者は,画面共有機能を使って,スライドなどを送信し,(各自のPCの)マイクでプレゼンをします.発表者が最初に「聞こえますか~」「見えますか~」と言ったときには(そして自分が座長のときには)「はい,聞こえます~」や「画面共有ができていませ~ん」と返しました.
 質疑応答のやり方として,質問したい人が(Zoomの)グループチャットに書き込み,座長がそれを見て(マイクで)指名し,あとは音声でやりとりしてもらう,というのを基本としつつ,午前中のセッションは,発表の最中に,チャットで具体的な質問内容が書き込まれていました.午後は「質問があります」だけだったり,チャットに書き込みがないときには,そこへ書くことなく,ミュートを解除して名乗ってから質問することを認めたりしていました.
 そのほかチャットには,参加者の一人が「15分経過」や「20分経過」というのを流していました.ふだんの学会の,ベルの機能です.午後のセッションでこのアナウンスをされていた方が,一般セッション4の最後の発表者でして,はじめに座長より「時間経過はこちらで行います~」と音声でアナウンスして了承をもらいました.Zoomを表示させるデスクトップPCとは別に,ノートPCを起動して,ブラウザ上で学会タイマーを動かしました.15分・20分が経過したところで,Emacsであらかじめ書いておいた,時間経過のメッセージを,コピーしてZoomのチャットに貼り付けました.
 それぞれの発表者に,「それでは座長から…」より始めて質問をしました.手短に分かりやすく問い合わせるのもまた,対人型・オンライン型に関係なく必要な技能です(難しいんだよなあ...).