- 「結論をタイトルにする」「最後のスライドには情報」など…プレゼンをするときに気を付けることがタメになる - Togetter
- https://twitter.com/obuchi_yuki/status/1270698897124372481
4つの項目について,個人的な賛否は次のとおりです.
- 結論をタイトルにする:おおむね反対です.授業資料にせよ,学会発表にせよ,結論をタイトルにするのは,アクセントとしての使用であり,ここぞというときに限るべきでしょう.基本的には,「生成手法について」「TrueTypeとは」などのような小見出しにします.ついでに,日本語の場合,タイトルに「?」や「!」も入れないほうが無難です.
- 画像は絶対に入れる:これも反対です.「文章だけ」「画像だけ」のどちらのスライドも,見聞きする側にとって嬉しくありません.画像(学会発表では,実験結果などのグラフも該当します)を入れ,テキスト(テキストボックスまたは箇条書き)も付けます.
- 最後のスライドには情報を:賛成です.「ご清聴ありがとうございました」は,"Thank you exit"(そこからスムーズに質疑応答に進められない)となるので避けます.ただし「関連情報」ではなく,「まとめ」「今後の課題」にします.
- 質問の回答を事前に用意しておく:これは賛成です.学会発表においては当然のように用意します.とはいえ,最初からそのようなスライドを作るというよりは,初期段階はスライドを足していって,途中で,限られた発表時間に留意しながら,何を発表時に取り上げるか否かを検討する中で,「質問用に回す」ことになります.授業資料で,スライドにしたけれど事情により削除した情報は,授業中の余談(今期はTeamsでの投稿)やブログ記事にします.
Togetterまとめに見当たらないけれども,個人的に習慣としていることを,2点,挙げておきます.本記事のタイトルに書いた「スライド下部に出典」「URLを貼り付け」です.
「スライド下部に出典」の例を,昨年12月(じんもんこん2019)の発表スライドから:

このような出典表記は,研究室の学生の発表(卒論・修論,学会発表,学内のゼミ発表)でも,指示しています.文献番号は,論文や予稿に合わせる場合と,発表スライドで通し番号にする場合があります.
「URLを貼り付け」は,授業スライドで活用しています.出典と同じくスライドの下段が基本ですが,箇条書きの中に記載することもあります.
それと別の「URLを貼り付け」があります.スライドの文章や画像(ロゴなど)を,外部から取ってきたときの情報源です.この場合には,必ずしもスライドに貼り付けません.聞き手が出典ページに関心を持ってくれそう(アクセスしてくれそう)なら,記載しますが,そうでない場合は,スライド作成者のメモとなりますので,ノートに貼り付けます.「ノートを入力」の箇所です.
最後に,PowerPointの編集は,発表準備の一部であって全てでない点にも留意したいところです.情報処理科目の授業(プレゼンテーション)の準備中,見つけたページにリンクしておきます.
そこでは,「Prepare(準備段階)」「Design(スライドデザイン)」「Deliver(講演)」に大きく分かれていて,それぞれの画像をクリックすると詳細ページに移ります.ところで,"deliver"で連想する日本語は「配達する」ですが,「講演する」「話す」というのも,英和辞書に載っています.名詞形の"delivery"は,「話すこと」「話し方」です.ただし発表者は"deliverer"ではなく,"speaker"または"presenter"のほうがいいでしょう.発表する人は「プレゼンテーター」ではなく「プレゼンター」ですよ,というのは,21世紀が始まる前後によく指導していたものでした.