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後期授業開始前日

 9月30日のことです.
 ブラウザを起動して,学内の教務関連のページへ.前日が,履修登録の締切日となっていて,後期の担当科目(クォーター科目を含む)の履修状況を見ました.
 1年向けのプログラミング科目の登録は,再履修を含めて120数名.1年生全体のおよそ5分の2で,昨年度までの2クラス担当と,学生数は大差ないことが分かりました.科目ごとに,CSVファイルで保存しました.
 1年向けのプログラミング科目は,第3クォーター(3Q)と第4クォーター(4Q)に分かれています.ただし内容は,ひと続きとなるので,同じ教員のクラスを登録するようにと,事前に指示していました.
 CSVファイルを見ていくと,3Qの科目に名前があって4Qの科目に名前がないのが数名,ありました.逆もいました.同じ科目名の,もう一人の教員にメールを送り,4Qの科目の登録忘れと,3Q・4Qのクラス相違を整理し,事務に対応を依頼しました.
 学生からの履修の追加や変更については,夕方にぽつぽつメールが来ました.クラス相違の学生は,4Qをもう一人の教員のクラスに変更することで,解決が図られました.


 1年向けの情報処理科目について,昨年度まではセメスター科目で,前期は情報リテラシー(Word/Excel/PowerPointを含む),後期はプログラミング入門(C/VBA/JavaScript)でした.ともに必修で,2単位×2科目=4単位となります.
 学部科目から教養科目に変更するのと合わせて,今年度,クォーター科目になりました.各クォーターに開講で当学部はいずれも必修.1単位×4科目=4単位です.再履修は前期なら1Qと2Q,後期なら3Qと4Qの科目を両方合格することで,卒業に必要な単位に読み替えられます.
 プログラミング入門の科目は,クォーター化と別の要望により,プログラミング言語を一つに絞ることになりました.具体的に何にするか,またシラバスにどのように記載するかを,担当教員どうしで話し合い,自分はC,もう一人の先生*1Pythonを採用するという結論になりました.ただし2月末締切のシラバスには,プログラミング言語は記載しませんでした.
 とはいえ学生には周知しないといけませんし,昨年度までだったら機械的にクラス編成をしていましたが,今回そんなわけにいきません.この件については前年度に話し合っていまして,学生に希望を出してもらい*2,もし一方の言語が10人でもう一方が290人という結果になっても,それを受け入れることにしていました.2Qの授業進行の合間に,「Cコース」は自分,「Pythonコース」はもう一人の教員が,それぞれPowerPointファイルを作成してナレーションを入れ,8月上旬の2Q科目最終回に,対象学生に向けて公開しました.
 その結果として,自分のところは120数名の履修登録でした.1年生全体の半数に届かなかったのは,努力が十分でなかったと,言わざるを得ません.後期は1年向け科目に限らず,各担当科目でオンライン授業を通じて,それぞれに適した「学びの場」を提供するようにします.

*1:昨年度までの授業の内容を知っている人は,教員3人じゃなかったっけという疑問を持ったかもしれません.話を簡単にするため,「自分ともう一人」に絞っています.開講の曜日時限についても,昨年度と今年度では大きく違っており,それに起因して9月30日にはもうひと手間かかりました....

*2:例年だと,希望は9月のうちに取りまとめ,教員側でクラス登録を行い,各学生は後期授業開始1週間の履修登録で登録済み科目は指定しなくてよかったのですが,今年度は9月29日を履修登録の期限,そして10月1日から後期授業開始というスケジュールになりまして,希望をどこかに回答してもらうのではなく,ダイレクトに履修登録で教員を選んでもらいました.