わさっきhb

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時計の針が重なるのは

 いきなりですが問題です.

6時と7時の間で,時計の長針と短針が重なるのは,6時何分何秒ですか.

 解答の前に,今年1年,うえの子・さきの子・あとの子・すえの子と,自分がどのように関わったかを,振り返っておきます.下から行くと,すえの子は,学校での出来事や,家でこれから何をしたいか(その多くは実現できなかったのですが)などを,よく話してくれました.あとの子とは,外出時によく手をつなぎました.連れだって行動する際,もっとも弱い子に手を差し伸べる,実家の母の行動を思い出させます.さきの子は,非常識な行動をしようとするので,たしなめると「ウチはこれでいくの!」と強弁することが,多々ありました.
 うえの子には,いくつか算数の問題を解きました.寝る前に用紙がやってきて,翌朝までに答案にまとめました.うえの子にとって,手も足も出ないというのはあまりなく,解いたけれども正解がないので答え合わせをしてほしいというのが,多かったように思います.冒頭の問題もその一つ,と言いたいところですが,オリジナルは「6時何分ですか」です.秒まで入れても,小学校の算数の範囲で解けます.
 それでは解答です.
 1時間で,長針は360度,短針は360÷12=30度,それぞれ進むので,角度の差は360-30=330度です.1秒あたりだと330÷3600=\frac{11}{120}度となります.
 6時ちょうどのとき,長針と短針は180度をなしています.その角度が1秒につき\frac{11}{120}度,小さくなるので,長針と短針が重なる,6時からの経過時間は,180\div\frac{11}{120}秒と表すことができます.計算すると,180×120÷11=21600÷11=1963.6…です.
 整数部分の1963について,60でわると,1963÷60=32あまり43です.経過時間は,32分43秒(と端数)となります.
 6時32分43秒ちょうどのときは,まだ短針が先です.6時32分44秒には,長針が先になります.6時32分43秒ちょうどと6時32分44秒ちょうどの間で,時計の長針と短針が重なります.答え 6時32分43秒