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講義最終回に新作

 3年生向けの講義科目(セキュリティ)が,本日,最終回を迎えました.
 昨年度は,105分×14回(試験込み)でしたが,今年度は,以前と同じ90分×16回(同)です.第16回は試験,とシラバスの授業計画には記載していましたが,はじめの3回が遠隔授業となり,試験用の自筆ノートを作りにくい(そしてこの3回分を試験の対象から外すわけにもいかなかった)ため,試験は実施せず,毎回の小さな課題と,3つのレポート課題で,成績をつけることを,対面型になった際にアナウンスし,Moodleにも記載しました.
 そうすると,第15回の内容が,変わってきます.一昨年までだと,レポート課題のプレゼンで,何人かの学生に登壇してもらったあとは,「おさらい問題」を30分程度,解いてもらい,残り時間で解説していたのですが,今回,試験をしませんので,「おさらい問題」を出すわけにもいかないのです.
 第15回の授業資料を,作成しました.最初の数枚のスライドは,以前は第14回(昨年度は第13回)の最後に入れていた,授業のまとめです.第1回の学習内容一覧を再掲し,『暗号技術入門』に書かれた「暗号技術は圧縮技術」というのを紹介してから,セキュリティ基礎や暗号プロトコルの回で記した,「解ける/解けない」「基礎(となる暗号技術)が安全であるからといって,それを応用したもの(暗号プロトコル)も安全であるとは限らない」などを,1枚のスライドにしていました.
 次に…自分の学生時代の研究内容を,数枚のスライドにしました.ここでは1枚だけ:

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 英文が裏写りしている2つの画像は,本棚にあった博士論文を撮影したものです.学会の論文は以下より購入して(会員であればログインして無料で),PDFファイルを見ることができますが,拡大するとギザが目立ち,使用しませんでした.

 実際の授業ですが,授業開始時刻に教室に入り,ゆったりと機器の準備をしました.レポート課題のプレゼンを,5人の学生に順番に発表してもらっても,30分もかかりませんでした.そこから自分の授業資料に切り替えて(PDFはMoodleよりダウンロード可能にしていて),いつもよりスライド枚数が少ないので,おしまいになったら授業もそこまでにしますと言ってから,自分の学生時代のことを,あれこれ補足しながら話すと,いつもと同じ時間になってしまいました.
 9月下旬に3年生の研究室配属の行事があり,セキュリティの研究をしたいと思っても私の研究室は選ばないこと,かわりに○○研究室を選択肢に入れること,それと配属に関するアナウンスが近々,主任の先生からメールされるので読むようにと言ってから,お開きとしました.機器を片づけて自室に戻り,メールチェックをしたところ,時間的には授業の中間あたりで,主任の先生から3年生にメールを送っていました.