書名について,サブブログで記事にしました.
別の視点で,気になることがありました.中身の100マス計算の数字について,基本的には教科書体なのですが,「1」の字形が,なじみの教科書体や,PowerPointで「UD デジタル 教科書体 NP-R」などにフォントを変更して見ることのできるものと,異なるのです.
具体的には,縦棒の形*1ではなく,最初にカギというかちょっとしたものがついているのです.手書きでこの「1」を書くには,上段中央より少し左下から書き始めて,少し右上に(上段中央に)移動させ,それからまっすぐに降ろします.なお下部には横線をつけません.
少し調べると,「UD デジタル 教科書体 欧文(UD Digikyo Latin)」であることがわかりました.
日本語:UD デジタル 教科書体 NK-R
— hiyohiyo (@openlibsys) January 27, 2020
英数字:UD Digikyo Latin
で、技術書典8用の原稿を書いていたのですが、ボールド設定するとものすごく違和感が・・・。ボールド設定の影響が全然違う!?
というわけで、Medium フォントを使用することに。 pic.twitter.com/Ndssjld2lA
UDデジタル教科書体 欧文
UDデジタル教科書体 - Wikipedia
UDデジタル教科書体に組み合わせて使えるように作られた、アルファベットや欧文の約物、4線が収録された欧文書体。2020年度に小学校で英語教育が拡充することに伴って出された、文部科学省の英語教材の字形に合わせて、小文字の「a」や「b」が一画で書けるようなデザインになっている、「p」と「q」が左右非対称な形になっているなどの工夫がされているほか、「1」にはカギが付いている。
ついでに,「最初にカギというかちょっとしたものがついている」については上記のとおり「カギ」ですが,wikipedia:1では「ひげ飾り」と表記されているのを知りました.
「UD デジタル 教科書体 欧文」について,無償でダウンロードできたり,OSやオフィススイートに標準で添付したりしていることは,なさそうです.
*1:例えば,https://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/sansu/WebHelp/02/page2_23.htmlの「かけ算では かける数が 1 ふえると,」の画像内の1です.画像でない「1」は,ブラウザに依存しますが,手元の表示ではカギつきの字形です.