夕飯の食卓.
自分と妻,さきの子とあとの子が,それぞれ向かい合うように座っていました.妻の右隣に,あとの子がいました.
「あとの子ちゃん,今,かわいかった~~!」
「んん…,ママよ,あとの子が何かしたか?」
「え,聞いてなかった? かわいかったやん,今の仕草と言い方!」
「見てたが,可愛いと言うのか何なのか…」
「そういえばあたし今日,クラスの子に,天然って言われた」
「(ん? 話がつながるのか? まいいか)」
「そうなん!? ますますかわいい~!」
「ちょ,キッモ!」
「さきの子よ,そない思うか」
「やっぱ変やん」
「あとの子が,天然らしいんやが,双子の姉として,お前どう思うよ」
「そんなんどうでもええやん」
「いやあ,元祖天然としての,さきの子の意見を聞きたかったんやが」
「うち天然とちゃうわ!」
「ほお…そこで猫手になってパパをばしばし叩くんか」
(略)飲み会や合コンの席など、短時間でも見抜ける方法はあるのでしょうか?
そんなときは「●●ちゃんは天然だね!」と言ってみましょう。「そんなことないよ」と言いつつも、嬉しそうな反応をするようであれば“ニセ天然”の可能性があるかもしれません。
本物の天然であれば自覚がないので、なぜそんなことを言うのか分からない、というように不思議そうな反応をする、あるいは自分が天然であることを認めないはず。
商店街を歩いて,夕食をとり,みな満足したところで,ホテルに戻りました.エレベータには自分が最後に乗って,到着階では最初に降り…
廊下は,左右に分かれています.
「どっちなん? 案内してくれるか」と言い,そこで子らのとった行動に,腰を抜かしそうになりました.
「わかった!」「いいよ~」と言う,さきの子とあとの子が,廊下の左右,それぞれ反対方向に,走りだしたのです.
再び姿を見せたのは,さきの子です.「あ,まちがえた!」と言いながら,あとの子を追いかけました.