- 文化審議会: 公文書作成の考え方(建議). https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/hokoku/pdf/93650001_02.pdf
https://twitter.com/ex_kanryo_mochi/status/1479629697810333701で知り,ダウンロードして,ざっと目を通しました.
驚いたのは,「・」の用例のところでした(強調は引用者).
Ⅰ-5 符号の使い方
(1) 句読点や括弧の使い方
イ 「・」(ナカテン)は、並列する語,外来語や人名の区切り,箇条書の冒頭等に用いる
例)光の三原色は,赤・緑・青である.
ケース・バイ・ケース マルコ・ポーロ ・項目1 七二・三パーセント
とはいえ「箇条書の冒頭」という表記は,日常,見かけません.代わりの表現を探ると…
PowerPointのメニューから設定できるのは「箇条書きと段落番号」です.そして,「塗りつぶし丸の行頭文字」などを選択できます.ここからつまみ食いして,「箇条書きの行頭文字」と書くことにしましょう.
冒頭の文書によると,「・」は,箇条書きの行頭文字として,使用できるというわけです.
実のところ長い間,メールや,自分用のメモで,箇条書きにする際に,「・」を使用してきました.
しかしその箇条書きの項目の中に,並列する語などの意味の「・」が入ると,少し分かりにくくなります.
はてな記法の行頭「- 」も,試してみましたが,長続きしませんでした.昨年,授業資料をMarkdownで作成していたとき,行頭「* 」により,スムーズに書けることに気づいて*1,それからは,メールもメモも「* 」が中心です.
ともあれ文書の読み書きにあたっては,「送信は厳格に,受信は寛容に」を心がけることにします.