先月は,(実家の;以下略)母と顔を合わせる機会が2度,ありました.
1月2日の出来事については,甥っ子と遊ぼうに書いたとおりです.この日の夕方,堺駅のそばに車を止め,自分が改札口まで迎えに行こうとしたところを,あとの子が「あたしが行く」と言うので任せると,車内には母と自分の2人だけになりました.
間を持たせようと思い,その場にいない人を悪く言うのは良くないのだけどと断った上で,◆は■■に▲ー▼なもんでと言うと,母は,激しく同意しました.
これまでのことで,思うことがあったのでしょう.
「待つ人」と「待たせる人」がいるんだよなあと,心の中で思い,口にしなかったときに,結婚どころか,妻との初対面より,ずっと前の,京橋での待ち合わせの出来事を,思い出しました.
登場人物を整理しておきます.「お嬢様」と「お姉様」と「パパ」の3名です.お嬢様は,当時の仲間内で気さくに話しかける女性で,詳しい経緯は忘れましたが,彼氏の贈り物を決めるのにアドバイスがほしいとなり,お姉様とパパが参加することになりました.お姉様は仲間内では年齢が比較的高いほう,ただしパパより年下です.言うまでもなくパパは自分のことです.当時から体格と行動に安定感があったらしく,鼾も大きかったことから,ポケモンに例えるとカビゴンでした.それはさておき…
待ち合わせ場所に最初に到着したのは,パパでした.30分くらい前だったと思います.
ただし,それからずっとそこで待つという性分ではありません.堺市在住で,阪急宝塚線や近鉄奈良線はなじみであっても,大阪環状線と京阪の交わる京橋駅近辺は,よく知っているわけではなかったので,待ち合わせの場所を確認したあとは,京阪百貨店の1階などを軽く,散策しました.
10分前に戻っても,まだ2人はいません.
息せきを切らせて,お嬢様がやって来ました.待たせてすみませんと言ってきました.パパは時計を確認し,待ち合わせの時間までまだあるし,お姉様は予想どおり不在なので,来るまでここで待ちましょうと言い,親密な間柄というわけでもないので,少し距離をとり,いくらか会話をしました.
JRだったか京阪だったか,改札口からお姉様は意気揚々とやって来ました.待ち合わせの時刻はとっくに過ぎていました.
1月2日の車内へ,話を戻す前に,ここまでのことを端的に表すと,お嬢様とパパは「待つ人」,お姉様は「待たせる人」でした.
車の後部座席に座っていた母も,典型的な「待つ人」です.当ブログで書いた中で,もっとも強烈だったのは,実家のドアを開けるにはの件です.うちの家族で,「待つ人」を挙げるなら,すえの子でしょうか.休日の午後はいつも長蛇の列の,イオンモール発の無料バスを,先頭で待っていたことは,送迎バスに乗れなかったら?で書いていました.
自分=パパも,単体では「待つ人」に分類されるのかもしれませんが,所帯を持ち,妻が(妻の)父母が子どもらがと,あれこれやっていると,しばしば,待ち合わせ時刻または想定時刻をオーバーしてしまうことがあります.
先月,2度目の母との再開は,月末の日曜日の午後2時に和歌山市駅…という待ち合わせ指定でした.事前に子らをイオンモールへ連れて行くプランは,おじいちゃんの車に乗せるという話になり,自分が運転席,妻が助手席に座り,無事故無違反で駅前にたどり着いて,駐車場で苦労し,なんとか停めて駅ビルに入り込んだときには,母からすると,次の特急サザンがすでに到着していました.