2月下旬に,実家の母は誕生日を迎えました.
電話をしないと,と思いながら,平日だったこともあり,仕事を優先してしまいました.
昼食から戻ると,スマートフォンが鳴り出しました.
こんなタイミングで電話をかけてくるのは,実家の母以外に,考えられません.
画面に表示されたのは,やはり,母のフルネームです.
耳を近づけると,「今日は何の日? 何の日!?」と,まくしたててきました.
「母さんの誕生日です.おめでとう」と言うと,「よっしゃ」で,切れました.10秒もかかっていません.
…という出来事を,夕食後に妻に話すと,彼女からの反応は,「プレゼント,送ってんけど,何か言ってた?」でした.
前の週末にイオン(モール和歌山)へ,自分は行かなかったけれど妻と妻の母が行ったときに送ったと言っていたのを,思い出しました.
しかし,自分から,届いたかを確認するために,電話をかけるわけにもいきません.
数秒の沈黙のあと,離れたところの受話器が鳴り出しました.
こんなタイミングで電話をかけてくるのは,実家の母と,思っていいでしょう.
近くにいたすえの子が取りました.やり取りを聞くと,やはり,実家の母でした.
コードレスの受話器を持ってきました.妻が取り,なごやかに会話を始めました.