日曜日の朝のことです.
ホテルは素泊まりだったので,早めにチェックアウトして,前夜に見つけていた,ジョイフルに車を停め,家族で入って食事をとりました.
4人掛けのテーブルに,最初に座ったのは自分でした.子ども同士ですこしもめて,結局,自分の左隣にあとの子,向かいにさきの子,斜めの位置には妻が座りました.
メニューを開きました.….AM5時から10時まで限定という,「おてごろモーニング」から選ぶとしましょう.
頼むのを決めて,店員さんが来たときに「小倉ホイップトーストモーニング」と言うと,さきの子が「わたしも!」と言いました.店員さんが去ったあとに,あとの子が「パパが朝にパンを食べるなんて~!」と言ってきました.
ほどなく,それぞれに料理が来ました.この餡(あん)は「小倉(おぐら)あん」,百人一首といえば「小倉(おぐら)百人一首」,和歌山にある駅は「紀伊小倉(おぐら)」,だけど新幹線の駅は「小倉(こくら)」,だったよなと心の中で唱えながら,みなと一緒にいただきますをしました.
スフレカップに入った小倉あんとホイップクリームを,バターナイフで控えめに取って,トーストにつけて食べたところで,目玉焼き納豆朝食を選んだあとの子が,こちらのカップに目をやっているのに気づきました.
お目当ては,カップではなく中身です.あとの子の視線は,テーブルの向かいの2人からも明瞭でしたので,こちらは「食べてみる?」と言いながら,カップとバターナイフを差し出しました.喜んでいました.
トーストがすべて,自分の胃袋に収まったところで…
カップを左手に,バターナイフを右手に持ち,少し残っていた小倉あんとホイップクリームを集約しました.そして口に入れました.
その瞬間に,あとの子の「あ~っ」の声が,静かだった店内に響き渡りました.「それ,あたし,食べたかったのに~!」は,自制して小さな声でした.
「こうやってカシカシして,食べられるもんを食べるのが好きっちゅうのは,あっちのおばあちゃんなんよなあ」と言っても,後の祭りでした.
土曜日のケガの近況報告です.昨夜,風呂に入る前にガーゼを剥がしてもらい,写真を撮りました(これについても,掲載は差し控えます).縫った箇所は,目立たなくしてくれていました.シャワーも洗髪も,問題ありませんでしたが,指先を立ててガシガシするのは前と横に限定し,患部付近は,指先を寝かせて,洗い流しました.