「みなさん,こんにちは.今日は,私たちの子供たちの未来のために重要な問題についてお話しします.それは,小学校のかけ算の順序問題です.
現在,学校のテストでは,かけ算の式の順序を厳密に守ることが求められています.しかし,これは本当に必要でしょうか? かけ算は交換法則が成り立つため,2×3も3×2も同じ結果になります.それにも関わらず,子供たちは順序を間違えると減点されるのです.これは,学習意欲を削ぐだけでなく,本質的な理解を妨げる要因となっています.
この問題を解決するために,私は『かけ算の順序による減点を撤廃し,自由な立式を保証する』ことを提案します.これは,子供たちが自分の考えを自由に表現し,数学の本質を理解する手助けとなるでしょう.
私たちの目標は,子供たちが柔軟な思考を持ち,問題解決能力を養うことです.そのためには,細かい形式にこだわるのではなく,本質を理解させる教育が必要です.かけ算の順序による減点を廃止することで,子供たちはより自由に,そして創造的に数学を学ぶことができるのです.
保護者のみなさん,教育者のみなさん,共に声を上げましょう.この改革が実現することで,子供たちの未来はより明るく,希望に満ちたものとなるでしょう.私たちは,子供たちに真の学びを提供するために,一歩一歩前進していきます.ご清聴ありがとうございました.」
なにこれ
実際に行ったことはhttps://chatgpt.com/share/70af2e6c-1a85-4028-8385-8d0262ab88ccをご覧ください.ChatGPT-4oで「「かけ算の順序による減点を撤廃し自由な立式を保証します」を主題とする街頭演説風の文章を,600字程度の日本語にしてください」というプロンプトを与えて得た回答を,ほんの少しだけ手直ししました.街頭演説のツボを押さえた,分かりやすいメッセージになっているように思います.
「かけ算の順序による減点を撤廃し自由な立式を保証します」の元はhttps://x.com/takatasenseiw/status/1809537722283098288です.「かけ算の安全保障」を含め3つの公約を掲げ,本記事作成時点で200以上のいいねがついています.
とはいうものの,「かけ算の順序による減点を撤廃し自由な立式を保証します」の提案や,上記の生成内容について,納得はできませんし,かといってその反論となるような街頭演説風の文章を作った(ChatGPTに問い合わせた)わけでもありません.
元のポストの画像や,生成文を見て,「かけ算の順序による減点を撤廃」は実現が難しくなさそうに思っています.テストで個別に点数をつけて返す際には,減点をしないけれども,先生の側で,かけられる数とかける数とを反対にした答案がどれだけあったかを数えるのが一案です.すべての問題で行う必要はなく,形成的評価・総括的評価でポイントごとにすれば手間は減らせます.
かけられる数を固定してかける数を増減させながら変化を見ていくのは,2年の九九の理解だけでなく,5年の比例の関係*1や,中1の正負の数の乗法でも,活用することになります.3用法や,小数・分数のかけ算の導入時には,かけられる数とかける数の違いが重要な役割を演じています.乗算記号の左と右の数を確認しながら,計算によって何が得られるのかを,授業を通じてみんなで共有し,ノートに書き出していって各児童・生徒が(出版物を通じて教師らが)理解を深めたりしていく機会を,当ブログおよびサブブログ(かけ算の順序の昔話)で今後も紹介していきたいと考えています.