わさっきhb

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上を下への大騒ぎ~辛子明太子

 土曜日は近鉄の地下の成城石井で,辛子明太子のパックを購入しました.
 JR和歌山駅の改札近くのセブンイレブンで,エビスビールの缶を入手してから,改札を通って貴志川線の電車に乗り,平日と同じ時間に帰宅しました.
 家に夕食は,用意されていません.フェスタルーチェの催しを観るとかで,妻と4人の子どもはマリーナシティで時間を過ごすことにし,途中のどこかで外食するとのことでした.そこで自分はひとり,どこかで食べて,帰ってくることを,休日出勤前に取り決めていました.
 家のドアは開いていまして,応接間では(妻の)父がテレビを見て過ごしていました.おかえりのあと,あの子ら,今日は雨なんで,マリーナへは行かんと,晩飯だけ食って帰ってくると,聞かされました.
 それでもまあまあ遅くなるでしょう.自分の普段の部屋に入り,リュックサックからスマートフォンタブレット端末,そして辛子明太子と缶ビールを,ちゃぶ台の上に置いて,着替えて,テレビをつけて自分のペースで…
 としていると,下で物音がしました.こちらが思っていたより早く,5人が帰ってきました.
 最初にこちらに来たのは,さきの子でした.仁王立ちで,しんどかった~と言っています…うえの子の世話で気苦労したようです.
 さきの子をかいくぐって,あとの子が,こちらに近づいてきました.そして,黒の天板の上の,赤い食材に,いち早く気づきました.
 上部のラップが縦方向に切られ,中身が取られていくのに,時間はかかりませんでした.あとの子とさきの子が競うように,大きめのを1切れずつ,取っていきました.騒ぎを聞きつけたのか,すえの子も入ってきまして,小さめのを2切れ,つまんでいました.
 パックの上は,白で濡れたトレーマットだけになりました.すっからかんです.
 まいいや.ビール缶を開けて,テレビをつけると,あとの子がリモコンを奪って,ネット動画に切り替えました.

 翌朝,PCに向かって仕事をしていると,妻がやって来ました.上のやりとりをかいつまんで話すと,1階でも,辛子明太子が騒ぎになっていたのを知りました.
「すえの子ちゃんがねえ,そう,明太子,持ってきてたんやね」
 「へえ,あの子,下で食たんかいな」
「(両手で,指で挟むしぐさをしながら)2切れ,持ってたらしく…」
 「せやな,すえの子はちっさいの2切れで,さきの子と,あとの子は,おっきいの1切れずつや」
「うえの子ちゃんが,何それって言うて,すえの子ちゃんが1切れあげたんやね」
 「ほお…」
「辛子明太子,やったんやろ? うえの子ちゃん,食べて,からぁって」
 「ま,単体で食うべきではないよな」
「ママな,洗面所から,2人のところに行って,うえの子ちゃんは変な表情で,すえの子ちゃんは赤いの,持ってるやんか」
 「なるほど,ママはそこからの参戦やったんや」
「それで,どこからそんなんもってきたん! って言ったら…」
 「言うよなあ」
「すえの子ちゃん,明太子持ってない方の手の人差し指,上にして指してんねんで!」
 「2階からっちゅうことな.実際そうなんやが」
「パパ,買って帰ってきたん?」
 「せやねん.晩ごはんは一人で食てたけど,ちょっと少なめにしてやな,ビール飲んで,アテにええなと思ったんや.ま,ぜーんぶ,子らが食て,大人はナシってのも,アリかな」
「そんなん言うても,ママも子どもらも,じゅうぶん,晩ごはん食べてんけどな」
 「…お,おお」
「どしたん?」
 「すえの子は,パパからって言わんと,指で,辛子明太子がパパ由来って示したんやったな」
「うん,そやけど」
 「けどやな,ママが『どこからそんなんもってきたん!』って言うたんやったら,うえの子も,食べた辛子明太子はパパのやったっちゅうの,あとで気づいたんやないかなあ,とか」
「そうやろね」

 タイトルを「食べ物の恨みは恐ろしい~辛子明太子」から変更しました.