わさっきhb

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点滴なしの代償は

 まだまだ,日曜午後です.
 たしか昼食より前です.右手の甲に刺されていた点滴の針が抜け,看護師さんが気づいて,こちらはベッドの上で仰向け,安静にしました.
 看護師さんは,こちらの両足を,まさぐっています.点滴の針の位置を,足元に求めようというわけです.
 話は中学1年のときにさかのぼります.詳細は差し控えますが,1泊だけ,入院したことがありました.母の運転する車で,中学校から病院へ行き,あれやこれやあって,ベッドで横になったあと,点滴の針を刺されました.右腕の内側を触られて,どうやら良い場所がなく,右手の甲に,針が入りました.
 それ以来,健康診断の血液採取や,一度だけ,家の近所の診療所で点滴を受けたときも,針の指す位置を決めるまでがひと苦労,という自分の身体であることを,自覚しています.皮が固く,血管が見えてこないと言われたこともあります.
 何の点滴なのかを尋ね,点滴なしで何とかならないのかを問い合わせたところ,「点滴なし」で行くことになりました(決定まで,主治医の先生にも問い合わせたのでしょう,少し時間がかかりました).
 そのかわりに,水を1日2000mL,飲むよう指示されました.腎臓に,濃いマムシの毒が回るのを避けるため,とも言われました.
 点滴の器具は撤収され,かわりに,A4横長の用紙を受け取りました.何時にどれだけ,水分を取ったかを,表に記入していくのです.
 朝10時から24時間を1日として,分けて飲んで合計2リットルがノルマです.飲用水だけでなく,牛乳やジュースも,記入するよう,書かれていました.
 どれだけ飲めば何mLになるのかですが,テーブルに,透明のプラスチック製のコップを1つ,置いていました.病院入りした際に,妻はこちらが入院する可能性もあると判断し,持って来たコップです.目分量で,このコップにぎりぎりまで水を入れれば,150mLくらいです.2杯飲めば300mL,これを「1回分の基本」としていきましょう.
 日曜日の昼食前から月曜日の10時前まで,そしてそのあと火曜日の退院前までと,いずれも2000mLのノルマを午前9時台に達成しました.
 トイレに行く量も,増えましたが,点滴なしで行動しやすくなりました.心電図のため,胸に貼ってあるのと,計測・送信の器具は,退院直前まで自分の身から離さないようにしました.