ここはどこ? 私は誰?
シェルで,ディレクトリを移動したり,いろいろコマンドを実行したりして,自分でもよく分からない状況になったら,次のコマンドを試してみてください。
「pwd」を実行すると,カレントディレクトリ,すなわち「今どこにいるか」を教えてくれます.
「history」を実行すると,コマンド履歴,すなわち「これまでに実行したコマンド」を教えてくれます.
--prefixオプションに注意
次のようなコマンドを実行した人は,いませんか?
./configure --prefix=/exercise/no/directory
この場合,そのあとのmakeは問題ありませんが,make installで失敗します.
というのも,「/exercise/no/directory 以下に実行プログラムなどを配置せよ」という指示だからです.そしてみなさんには,そのようなディレクトリを作る権限がないはずです.
もしそのようなのを実行してしまったら…ソースのディレクトリを削除して,伸張(解凍,展開とも)のところからやり直してください.
configureの推奨コマンドは,次のとおりです.
./configure --prefix=$HOME/exercise/no/directory
「$HOME」は,自分のホームディレクトリに置き換えられます.環境変数の一つです.
$HOMEではなく,自分のホームディレクトリそのものを指定するのでも,かまいません.
アクセスログの参照方法
Apacheの動作確認で,アクセスがあったたびに,テキストエディタでアクセスログを開き直したり,シェルでコマンドを実行したりするのは,面倒です.
先人は,そういった手間を解消する手段を提供しています.
Emacsを使う人は,auto-revert-modeを調査してください.
シェルでアクセスログを見たい人は,tailコマンドの-fオプションを調査してください.
ダニ
他の科目ですが,演習室にいて,ダニに噛まれたという被害が報告されています.
原因として考えられるのは,床のカーペットです.
毎週木曜日の午前中に業者が清掃をしているので,この科目は比較的安全と思われますが,「素足で部屋に入らない」「床の上で寝たり座ったりしない」など,自己管理を心がけてください.
前回
- 演習アドバイス・平成25年度後期(その1)
- 自分のところにコピー
- コンパイルの方法
- プログラムの動作を書く課題