「あなた，今日の1時半ごろ，面白かったんやで」
「んあ? 俺が起きたんは5時前やが」
「1時半にね．娘が泣きだしたから，『ミルクあげるね…』って言うたらね」
「?」
「寝てたあなたが，むくむくっと起きて，あたしの目の前で手だけ差し出して，ちょっと頭を下げて，『はい，ミルク!』って言うんやで!」
「は，はあ」
「哺乳瓶，持たんと!!」
「なんじゃそらあ(笑)」
「『はいはい，寝ててね』って言うたら，あなた，『はーい』言うてまた布団にもぐるし」
「…」
「あなたも使命感に燃えてたのねと思たよ」
「そらどうも」
「さ，週末は子供と一緒に過ごそうね」
