わさっきhb

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Emacsは一つだけにしましょう

emacsでファイルを開くときに,ターミナルから「emacs ファイル名」を実行しています.コンパイル・実行のためのシェルは,別のターミナルを使っています.

5日前に書いたことです.もう忘れそうです.別パターンも(こっちのほうが深刻です).

emacsでファイルを開くときに,ターミナルから「emacs ファイル名」を実行しています.セーブしたら,emacsを終了.コンパイル・実行して,ファイルを修正したいときに,また「emacs ファイル名」を実行して,emacsをその都度立ち上げます.

では対策を.
まず,emacsを起動するときは,「emacs &」または「emacs ファイル名 &」のように,アンドマーク(アンパサンド)を最後につけましょう.すると,このコマンドをバックグラウンドジョブとして実行します.つまり,emacsemacs,シェルはシェルで別々に使えます.アンドマークをつけなければ,フォアグラウンドジョブとなって,emacsを終了するまでこのシェルは待っている…ということでシェルが使えず非効率になります.
emacsは,一度起動したら,ログアウトまで終了しないようにしましょう.昔々emacsは,Emacs Makes A Computer Slowの頭文字と揶揄されるくらい,重たいプログラムですから(そして,演習室の環境では,コマンドを実行してから使えるようになるまで数秒〜数十秒かかりますね).
複数のファイルを編集するのに,その数だけemacsを起動しないようにしましょう.一つのemacsで,複数のファイルを編集できます.何かのファイルを編集中に,Ctrl-x Ctrl-fと押す*1か,マウス操作だとメニューから「File」そして「Open File」を選べば,新たなファイルが開くことができます.しかし,それまで編集していたファイルが消えるわけではありません.Ctrl-x Ctrl-bを押すか,メニューの「Buffers」をクリックしてみると,ファイル名が出てきます.
同時に2つのファイルがemacsで見えるようにしたければ,昔はCtrl-x 2なのですが,現在では,Ctrl-x 5 2*2を使いましょう.これで新たなウィンドウができます.この操作で,emacsのプロセスは増殖しません.ということで,ファイルを開くたびにemacsを起動するよりも,Linuxを効率よく使うことになります.
なお,Ctrl-x 5 2でウィンドウはいくつでも開くことができます.消すときは,右上の×印をクリックするよりも,Ctrl-x 5 0を使いましょう.もちろん全部消したければ,emacsを終了するためのキーストロークであるCtrl-x Ctrl-cを使うか,どのemacsのウィンドウでもかまいませんので,メニューから「File」そして「Exit Emacs」を選ぶといいでしょう.

*1:[Ctrl]キーを押しながら,[x],[f]の順に押し,最後に[Ctrl]キーを離します.

*2:[Ctrl]キーを押しながら[x]を押し,すぐ[Ctrl]キーを離します.そして[2][5]を押します.