わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

Chromeで,CapsLockがCtrlになっていない!?

 現在使用しているPCで発生している,謎の事象です.
 Windows 11 Proです.regeditにて,CapsLockキーを押すと,Ctrlキーとなる設定にしています*1
 なのですが,Chromeで,CapsLockキーを押しながら,Aを押して,ページ全体を選択というのが,できません.CapsLock+T(新しいタブ)やCapsLock+L(アドレスバーに移動)やCapsLock+W(タブを閉じる)も,思うように操作できません.
 キーボード左手前のCtrlを押しながらだと,AでもTでもLでもWでも,他でも,期待どおりの挙動です.矢印キーに近い,右手前のCtrlキーも同様です.
 他のアプリでCapsLockは…例えばEmacsや,端末アプリ(Tabby),他のブラウザ(Vivaldi)で,いくつか試した限り,CapsLockはCtrlの振る舞いをしてくれています.
 Chromeに戻って,LbTypingのキー入力を把握するために先月作成したHTMLファイル*2を開きました.document.onkeydownで関数を呼び出すようにしており,その関数では引数evtに対してevt.keyで,"a"や"Control"などの値を取得し,console.logに書き出します.
 Ctrlを押しながら,Aのキーを何度か押すと,"Control"が1回,あとはAを押した回数だけ"a"を,コンソールで見ることができます.
 CapsLockを押しながら,Aを連打だと…最初に"Control"で,そのあとは,"a"ではありません."i","o","p", "@", "[", "]"と出力されました.
 これは,qwertyキーボードの並びになっています."a","s","d"と出てきて,キーボードの2列目の文字を順に出力していき,";",":",その次は"]"ではなく"Zenkaku"と出て,それから"z", "x"です.
 何度か連打すると,はてブのダイアログが表示されたり,新たなウィンドウが作られれたり,タブが消えたりしました.それぞれ,Ctrl+B,Ctrl+N,Ctrl+Wの動作です.強調しますが,CapsLockを押しながらAを連打したときの状況です.
 規則性があるのは分かりましたが,嬉しくない挙動です.日本語入力は支障ないですし,本記事の文章を作成しているEmacsでは,CapsLockキーがCtrlキーとして使用できています.
 Chromeを終了して,起動し直しても,変わりませんでした.Chromeのアップグレードか,PCの再起動で,解消すればいいのですが.
(翌日追記)原因が判明しました.ESET INTERNET SECURITYで「すべてのブラウザーを保護」を有効にしているときに,CapsLockをCtrlとして使用する操作がおかしくなりました.自分のPCで保護されているブラウザはChromeのみです(ウィンドウの端が緑色になります).「すべてのブラウザーを保護」を無効にして,Chromeを終了させて起動すると,緑色がなくなり,CapsLock+Aは全指定になってくれました.https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/sec/1666706733/32で報告されていました.

*1:https://takehikom.hateblo.jp/entry/20170317/1489702050

*2:現時点では非公開ですが,LbTypingへの適用を済ませて,当ブログで報告記事を書く際に,公開する予定です.