うえの子は,テキストを見ながら英語のラジオ番組を聴き,勉強していました.
「英語で言ってみましょう.『あなたはメキシコ料理が好きに違いない』.メキシコ料理はMexican foodと言います.どうぞ」
「….ユゥマスト・ビー・ライク・メ…キシカン・フード」
「ん!? be,いらんぞ」
「『You must like Mexican food.』…うまく言えましたか?」
「パパ何か言った?」
「えっとやな,お前『You must be like Mexican food.』って言うたように聞こえたんやが…」
「…」
「それなぁ,日本語にしてみたら,『あなたはメキシコ料理のようなものに違いない』って意味になるねん」
「何それ! ヘン!!」
「まあヘンやねんけどな,beを入れた*1おかげで,likeが『好き』『好む』っちゅう意味から,『〜のような』ってのに,変わってしもたんよ!」
「へぇ」
単語によって,"like"の意味が変わってしまう例として,"Time flies like an arrow."(時間は矢のように飛ぶ,光陰矢のごとし)と,"Fruit flies like a banana."(ミバエはバナナを好む)というのを,たしか90年代にfjで読んだことがあるのですが,いま調べてみると,wikipedia:en:Time_flies_like_an_arrow;_fruit_flies_like_a_bananaというのがありました.
*1:テキストの会話が「You must be excited!」から始まっていたので,それに引きずられたのでしょう.