わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

駄文にゅうす最適化について

はじめに

一昨日,リンクをいただいたのを機に,検索エンジン最適化とよく似た,ブログエントリやWebコンテンツに関する,ニュースサイトへの「最適化」のようなものはできないのかなと,思うようになりました.

駄文にゅうすと当雑記とのリンク関係

これまで数多く,リンクしていただきました.それで総集編を作っています.

その後もいただいています.今年はなんだかハイペースで,正直なところ,驚いております.

こちらからのリンクは,「takehikomのアンテナ」に入れているのが基本です.もう1点あって,後述します.

リンクって,どういうこと

ちょっと前提として,当雑記は,エントリ数に比して,アクセス数の少ないブログであることをご理解ください.1日の平均アクセス数は書きませんが,左に出るカウンターと,ブログ情報から,平均値は算出できます.最近に限れば,その値よりも多いです.まあ,過去のことは書いてもいいかな…はじめ1年は,1日100いかないくらいでした.
あとまあ,アクセス数の状況は,朝晩,覗くようにしていまして,総数だけでなく,どのURLに,どんなURLからアクセスがあるかについても関心を持っています.某ゼミの欠席メール文例は,コンスタントに来ています.
それで本題の,駄文にゅうすにリンクされるとどうなるかですが,そこ経由のアクセスが増えます.基本的に4日ごとで,深夜0時にリンク集がリリースされています.リンクされたとき,0時〜1時台のアクセス数の棒グラフ*1の伸びが違います.先日,http://homepage1.nifty.com/maname/よりブログを継続するということにリンクをいただき,こちらは1日1回の更新ですが,このときもそれまでにない時間帯での伸びを,目にしました.
まあ正直なところ,アクセス数が多いと楽しい気分になれます.研究で言うと,書いた論文が,総説や教科書で取り上げられ,参考文献に載るようなものでしょうか.まだ経験はありませんが.
そして,株価の推移と同じく,日記のバロメーターであります.先月雑記内で,また先月末の学会発表予稿の中にも記載しましたが,自分の手がけてきたコンテンツの価値や強みを知ることにつながります.
別の観点から,駄文にゅうすにリンクされることの意義を1点,挙げておきます.他のニュースサイトと異なり,駄文にゅうすの1回のリリースでは,【】でくくられたカテゴリ名が複数あって,ひとつのカテゴリの中には2つ以上のリンクがなされています.そのため,リンクされた自分のエントリと同じ分類や水準にある,他のブログなどでは何が書かれているかを知り,そこから学んで自分のブログに活かせるのです.またも学会ネタですが,口頭発表のセッション分けに似ています.

駄文にゅうすからのリンクの方針を見る

それでそろそろ「最適化」の方法を書いていきたいのですが,まずは現状調査です.冒頭の引用のとおり,そこでのリンクは管理者さんの人手で行われているわけですから,これまでどんなカテゴリで,どんなエントリがリンクされているかを,Archivesから見ていきましょう.
2011年1月〜5月の各ページに出てくるカテゴリを集計してみました.「関連」をつけているのは,例えば【政治・経済/法律】というのを【政治・経済】として合算したという意味です.

  • 【ネット関連】:28回
  • 【その他】:26回
  • 【PC】:25回
  • 【コラム】:25回
  • 【ゲーム】:23回
  • 【アニメ・漫画関連】:21回
  • 【萌え】関連:18回
  • 【ネット関連/テキスト・ニュースサイト批評】:16回
  • 【雑学】関連:12回
  • 【食】:10回
  • 【政治・経済】:10回
  • 【画像・動画】関連:10回
  • 【科学】関連:9回
  • 【えっちぃネタ】:7回
  • 【ネット関連/Web制作】:3回

日によっては「寄り抜きTwitter」としてツイート集になっていたり,特集号のような体裁のこともあります.

駄文にゅうすからのリンクのされ方を見る

一つのWebサイトなりブログなりで,駄文にゅうすから過去にどのようなリンクを得たかをリストにしているのは,たぶん当雑記だけだと思います.
すでに書いたのを見直してみると,主観ではありますが,次のことが分かります.

  • 大学関係が非常に多い
  • PC・プログラミング,ゲームについても,ときどき
  • 日本語・言葉づかいに関するものも目立つ
  • 「柔道」で複数

何をすべきか

これまでの情報をもとに,さてどうすべきか.リンクをもらいたいという人向けに,書いてみますか….
まず,「自分の書きたいこと」と「駄文にゅうすが提供しているリンク(リンク先の内容)」に,整合性があるか確認しましょう.どうも合わないなと思ったら,別のニュースサイトの最適化を図りましょう.この考え方は,研究なんかで,論文発表したいけれども,どこの学会,どの論文誌に出せばいいのかというのと似ている面があります*2
検索エンジン最適化で特別なことをしてはいけないというアドバイスと同じく,駄文にゅうすに載ろうなんて気持ちで文章を書くと,たいてい,良い内容にはなりません.ここは,自分の方針で書くことに徹しましょう.なお,ブログとして書き続ける中で,統一性を持つ必要は,なさそうです.当雑記の親馬鹿カテゴリーがリンクされたことはありませんし,たぶん今後もないと思います.
外部の情報の丸ごとコピーは当然,論外です.単なる内容紹介ではダメで,そこに,古い言い方だと“キラリと光るもの”,ありていに言うと“リンクされる価値のある情報・メッセージ”が含まれている必要があるとは思います.
ブログやWebで見かけないものを取り上げるというのは,有効かもしれません.上述のとおり「柔道」で2回,あと「宗教」で(画像のカテゴリでしたが)1回,リンクされました.
先ほど論文発表を例に挙げましたが,ブログを書くことは,研究とある程度似ているけれど,少し異なるところもあります.良い論文,良いブログエントリは,something new,すなわち新規性が明快です.新規性といっても,まったく他にない新しい内容というのではなく,読む人が「言われてみれば,そうだな」と思えるような情報でいいのです.ただし,何らかの背景や,書き手独自の経験を踏まえたものであることが望まれています.ブログで実証実験だとか数量評価だとかは不要ですが,数字を出してみると「へえそうなんだ」と思わずにはいられません.
小さなこととして,ブログのサイドバーで駄文にゅうすをリンクし,プライベートなブックマーク集からではなくそのサイドバーでクリックしてアクセスしたりだとか,他のエントリを取り上げるときに「駄文にゅうす経由」と書いたり*3だとかすると,アンテナに入ってくれるかもしれませんが,保証はできません.

結局,最適化って必要?

とはいえ,検索エンジンにせよ,駄文にゅうすさんとこにせよ,他のニュースサイトにせよ,そういったところからリンクされるための活動というのは,目的ではなく手段です.この点は,強調してもしすぎることがないでしょう.
そう割り切った上で,より多くの人に見てもらうのをとりあえずの目的にするなら,検索エンジン最適化と,ニュースサイト最適化は,しておきたいものです*4.本エントリがそのきっかけになれば幸いです.

*1:はてなダイアリーで書いている人でないと分からない情報で恐縮ですが.

*2:論文の場合はきちんとした手順と体裁であれば,「査読」を受けますが,ニュースサイトではそういうのがなく,かわりに「アンテナに引っかかってもらう」というのが重要になります.

*3:一例を挙げると,式に単位を書かせるべきか(2)

*4:まとめのところにこんな脚注を書くのも申し訳ない気分ですが,上の「駄文にゅうすからのリンクのされ方を見る」を,他のニュースサイトでどうすればいいかというと,そのニュースサイトのリンクを一つ一つ,丹念に読み,そこから傾向を探るしかないと思います.