わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

後期ゼミ・3分プレゼン

「私のプログラミング歴」を紹介し,学生の皆さんへ,アドバイスを送りたいと思います.
私がプログラミングに関心を持ったのは,小学生のときです.当時はNECの「PC-8001」というのが出回っていましたが,20万円を超えており,自分の小遣いでは手が届きませんでした.
中学生のときに,MSXのパソコンを購入し,ゲームもしましたが,そのうち,BASICやZ80マシン語で,プログラムを作りました.雑誌にも投稿し,高校生のときと大学生のときに1件ずつ,掲載されました.
大学は情報工学科で,2年前期までの授業でPascalを学び,2年後期以降はC言語を自習して,課題を解いていきました.EmacsTeXは,教養の英語の授業で教わり,その後,自分なりに使いこなしていきました.
大学院に進学すると,研究テーマはセキュリティで,紙と鉛筆の世界になり,コンピュータは論文を書く道具となりました.ただ,何かやってみようと思いはありまして,CGIで「ひとり麻雀」を公開しました.好評を得たのですが,大量アクセスのため,3週間で閉鎖しました.
いまの大学に着任してから,最初の年にTCP/IPプログラミングの演習課題を担当し,これは現在の情報ネットワーク演習に引き継がれています.その後,情報処理IIやCプログラミング基礎演習など,C言語の指導に携わっています.学生指導を離れ,研究の試作用システムだとかツールを作るときには,Rubyで書いています.
最近作ったプログラムのいくつかは,ブログや,GitHub,Gistといった外部サイトで公開しています.その中でも,JavaScriptで動く学会タイマー・zjsや,小学校の九九の文章題作成などは,今後もバージョンアップしていきたいと考えています.
さて,我々はなぜ,プログラミングをするのか…情報処理IIの初回授業で説明しているのは,これから言う3点です.一つは,「高速・高精度が要求される処理をするため」,次に「効果的・効率的な問題解決を行うため」,そして最後に,「デザインツール,すなわち問題解決の道具を,整備するため」です.
あとの項目になるほど,プログラムコードよりも,プログラマすなわち人が持つ,知識や経験についての要素が,大きくなっていきます.
そこでアドバイスとして,ふだんから技術書・新聞・英文を読むのを,習慣にしてください.そしてそれを,プログラミングとうまく結び付けてください.それにより,希望する企業への就職や,面白い仕事の獲得につながることを,期待しています.

何これ

先週水曜の研究室ゼミで,「口頭発表の見本」として,学生に向けて話しました.上の文章は,そのための原稿です.
何もない状態から文案を作って話したのではなく,まず1回目の発表として,Wordで整理して配付資料とし,報告しました*1.2回目の発表が上記で,「立って話す」「資料を見ない」「時計を見ない」「時間は2分半〜3分」というルールで実施しました.
Android端末でzjsを動かして,それを学生に見せる形で,しゃべっていたのですが,学生がざわつきました.1分で画面がオフになってしまったようです*2.動揺してしまい,3分を15秒ほどオーバーしてしまいました.

*1:今年度のお題=全体テーマは,「プログラミング」です.

*2:あとで30分に設定し直しましたが…音といい,文字の大きさといい,まだまだ改善の余地のあるアプリケーションなのを,再認識しました.