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Rubyのスナップショットをビルド―2.1.0dev & 1.8.8dev対応―

  • 現時点での最新版スナップショット(略)をtar.gzで固めています。これはSubversionレポジトリのtrunkの先端(HEAD)から自動的にスナップショットを取ったものです。スナップショットの取得はある時刻に問答無用で行っているので、何らかの問題が残っている可能性があります。自己責任でどうぞ。
  • 現時点での安定版スナップショット(略)をtar.gzで固めています。これはSubversionレポジトリのruby 1.8系のブランチ(ruby_1_8ブランチ)の先端から自動的にスナップショットを取ったものです。
ダウンロード - オブジェクト指向スクリプト言語Ruby

これらをコマンド一つで取得しビルドすることができるよう,zsh用の関数(function)や環境変数を定義しました.コードはGistに置いています.
これまでも,諸定義を書いてきて,当ブログ上で報告(リンク先は記事末尾をご覧ください)してきましたが,今回は関数を細分化するとともに,利用しやすくなるよう環境変数を作りました.ビルドのコマンドや,インストール先も,変更しています(ruby-build→ruby-install,~/Lib→~/bin).
利用できるコマンドは次のとおり:

  • ruby-snss-install : 最新版スナップショット,安定版スナップショットをビルドしインストールします.版とインストール先ディレクトリは,オプションで指定できます.
  • ruby-snapshot-install : 最新版スナップショットをビルドしインストールします.
  • ruby-sn-install : ruby-snapshot-installの別名です.
  • ruby-stable-snapshot-install : 安定版スナップショットをビルドしインストールします.
  • ruby-ss-install : ruby-stable-snapshot-installの別名です.
  • ruby-install : 最新版スナップショットおよび安定版スナップショットをビルドしインストールします.
  • use-ruby-snapshot : 最新版スナップショットのrubyを使うよう,PATHを変更します.
  • use-ruby2 : use-ruby-snapshotの別名です.
  • use-ruby-stable-snapshot : 安定版スナップショットのrubyを使うよう,PATHを変更します.
  • use-ruby18 : use-ruby-stable-snapshotの別名です.

「use-」から始まるコマンド(関数)は,もととなるディレクトリがあるときに限り,定義されます.初めてruby-buildをした直後には,利用できませんので,souce ~/.zshrc を実行する必要があります.
環境変数は次のとおり:

  • HOME_BIN : 最新版スナップショット,安定版スナップショットのインストール先のベースとなるディレクトリです.今のコードでは ~/bin となります.
  • RUBY_SN_DIR : 最新版スナップショットのrubyのインストール先ディレクトリです.今のコードでは,~/bin/ruby/bin となります.
  • RUBY_SN : 最新版スナップショットのrubyのパスです.今のコードでは,~/bin/ruby/bin/bin となります.
  • RUBY_SS_DIR : 安定版スナップショットのrubyのインストール先ディレクトリです.今のコードでは,~/bin/.ruby-ss/bin となります.
  • RUBY_SS : 安定版スナップショットのrubyのパスです.今のコードでは,~/bin/.ruby-ss/bin/bin となります.

ビルドにあたり,ソースなどを置くためのディレクトリ(~/src),そしてgcc,makeなどビルドのコマンドが必要です.


昔書いたこと: