某年月日，JR和歌山駅へ車で向かいました．
昼過ぎのことです．さきの子とあとの子を車に乗せ，外食よりも買って家で食べたいという要望を朝のうちから聞いていまして，ラ・ムーへ向けて車を進めました．
車内で，パパは迎えに来るまで何をしていたかを聞かれたので，パソコンを使って，あれやこれやと説明していきました．2人とも，たぶんよく分かっていなかったはずです．説明を終えたところで，「ふぅうん」という相づちを，2人がほぼ同時，同じイントネーションで発しまして，「お前ら双子やな」と言って3人で大笑いしました．
ラ・ムーに入り，まずはカゴをカートに乗せました．飲料コーナーで，昼食時に飲む500mLのペットボトルをめいめい1本ずつと，2階の小型冷蔵庫に入れる2Lのペットボトルを1本，選んで，カゴに入れました．このときはすべて，ボトルを横にしていました．寝かせた状態です．
入口から最も遠いところの，昼食の食材までは，カートをあとの子が操作していたのですが，ここでさきの子に譲りました．あとの子が離れてから，さきの子はなんと，食べるのを選ぶのではなく，カゴの中のペットボトルをすべて，立てていったのでした．
カゴの底に，食べる分のパックを置こうという戦略のようです．
あとの子が，食べたいものを手に戻ってきまして，再びカートは，彼女の手中となりました．さきの子が物色している間に，あとの子が，立っていたペットボトルを再び，寝かせていきました．
10分ほど前の「お前ら双子やな」を返せ，と言いたくなりました．店内で叫ぶわけにもいかないし，返ってきても，何にもならないのですが．
会計を済ませて車に乗り込み，家に帰るまでに，さきの子が立ててあとの子が寝かせていたのを話すと，互いに自分の正当性を主張しはじめました．
