この中の「経済学的な答えになる」を読んで,まず,いや,だからといって日本で,学校の先生の給与を成果主義にしたり,教員免許を持っていなくても優秀な人(どう判断する?)に先生になってもらったりしたほうがいいのかといったら,そうじゃないよなあ*1と思い,次に,つい先日,目にしてはてブした紙面Q&Aを,思い出しました.
質問者の状況は次のとおりです.
今年の暮れに60歳になる主婦です。夫は5歳年上で65歳になったら退職する予定です。老後の過ごし方でまったく意見が合わず、いっそ離婚して自由に暮らそうかとも考えています。離婚すれば夫の年金を半分もらえると聞きました。結婚前後で10年分ほど私自身の厚生年金もあります。
年金質問箱?:Q 離婚で夫の年金を半分もらえる? - 毎日新聞
回答は,法改正による,離婚時に夫婦の年金を分割する制度のことから始まります.
でも要注意なのですよとして,具体的な算定方式をもとに試算を行い,デメリットも示したのちに,次の文で回答を終えています.
年金額だけで考えるならば、離婚しないのがいちばん得になります。
これもまた,「経済学的な答え」なのでした.
「経済学的な答えになる」にせよ「年金額だけで考えるならば」にせよ,他の要素を入れれば答えも変わり得ることが,それぞれの結論に含まれているのには,くれぐれも注意をしたいところです.
(最終更新:2015-06-05 朝)