某年月日,すえの子の小学校の入学式に出席しました.
2クラスで構成されるうちの「2組」でした.担任の先生は,うえの子・さきの子・あとの子がこれまで(担任ではないのですが)何かとお世話になってきた方でした.
帰宅してスーツから普段着に戻り,家族で食事に行きました.店員さんに案内され,階段をのぼって,テーブルにつきました.
自分の隣には,あとの子が座りました.さっそく「パパ,この石の中で,どれがきれいと思う~?」と言いながら,石をいくつか,テーブルの上に置いていきました.
「そんなもん持ってくるなよ」と言っても,引っ込めません.「お店の前の石とちゃうやろな?」と尋ねると,「おうちの庭よ~」と返ってきます.
あとの子が,ママのほうを向いた隙に,1個を手に取り,かじってみました.もちろんかみ切れません.良い味も悪い味もしません.
さっそく,あとの子が気づきました.こちらは,丸まっていたおしぼりを広げて,口に入れていた石をそこに移し替え,おしぼりを二つ折りにしてみました.
あとの子が,石いりのおしぼりを奪い取りまして,開けると,石の色や形は変化がなかったものの,白のおしぼりの,石と触れたところが,茶色になっていました.
それだけ,石に汚れがついていたのでした.
こちらは口をとがらせて「うわ~,ええことないもん,口に入れてたんやな~」とおどけました.あとの子は,残りの石を,自分のおしぼりの中に入れ,開いてから,1個1個を磨き始めました.
それはそれとして,食事は,ふだん食べるのと同じ名前の食材でも質が格段によく,ゆったりとした時間を過ごせました.