某年月日,休日の午後のことです.
すえの子を車に乗せ,図書館に連れて行きました.
その出発の前,家には,すえの子のほか,あとの子もいました.いっしょに図書館に行って勉強するかと尋ねると,「家でする」とのことで,留守番を頼みました.
図書館には先に,うえの子とさきの子がおり,何時にお迎えをすればよいか,聞いておきました.図書館から帰るのは,車内は一人です.途中,車に燃料を入れ,自分も何か食べようかなと思い,自宅近くのスーパーマーケットに立ち寄りました.
中華の惣菜コーナーに,「ごま団子」がありました,6個パックで,値段は覚えていません.
カゴに入れ,他のいくつかの小物と合わせてレジ袋に入れ,持ち帰りました.
台所で小皿を取り,ごま団子を,3個…いや,2個,あとの子にあげようと,皿に乗せました.
階段を上がって,部屋をのぞくと,あとの子は,昼寝をしていました.
枕元に小皿を置きました.自分の部屋で,スマートフォンのチェックをし,急ぎの対応の必要がないのを確認してから,PCの画面を表示させ,ごま団子4個を,ゆっくり食べていきました.
図書館へのお迎えは,妻がしました.「ただいまぁ」の元気な声は,さきの子です.続くすえの子は,ゴミ箱からはみ出した,ごま団子の空のパックを見て,声を挙げました.さきの子も,ほしいほしいと言いました.
ついておいでと小声で言い,部屋を移動しました.あとの子は,いませんでした.あとの子がさきほど,横になっていたところの枕元には,ごま団子2個がそのままの,小皿がありました.さきの子とすえの子に1個ずつ,食べさせました.
めでたしめでたし…
いえいえ,夕食後に,あとの子にごま団子をめぐる顛末を話すと,憤っていました.