夕食の時間です.
降りて,テーブルを見ると,すき焼きの鍋のそばの平皿に,ハマチの刺身が並べられていました.
「みんな揃ったね」
「ん? うえの子と,すえの子は?」
「おねーちゃんは図書館でお勉強」
「すえの子は,塾」
「ふーん.2人の分も,お鍋とか,残しとかなあかんのか?」
「食べてくれていいよ.お迎え行ったとき,帰りにマクドでも寄るから」
「あいよ」
「お刺身食べていい?」
「いいんやないか,って言いたいけど,許可出すのパパやないからなあ」
「何切れあるの?」
「数えるで.….10切れや!」
「ほな,さきの子とあとの子は3切れずつ,パパとママは2切れずつにするか」
「やったぁ! じゃあこの,いちばん大きいの,もらうよ!(箸を差し出す)」
「あかんよ…3切れやったら,小さめのにしなさい.パパとママは,大きめの,2切れずつね.食べる前に,分けといてくれる?」
「(おっと,ここで強権発動か)」
「はーいママわかったー」
次の日は,さきの子とあとの子の塾のお迎えをしました.
塾に行く前に夕食をとっていたけれど,帰る前にコンビニで何か,買ってほしいと言い出します.自分も温かい飲み物がほしかったので,立ち寄るとしましょう.
ハマチの刺身や,ネットで見かける食べ物のトラブルの話をして,2人の笑いを誘ったあとに,「お前ら,体重のこと,気にせんのか? そんなわけないよなあ…」と言ってみると,後部座席で激しいやりとりが始まりました.
状況はこうでした.こちらが「体重のこと,気にせんのか?」を言った直後に,2人は同時に,「気にするよ!!」「気になるに決まってるやん!!」と,ツッコミを入れたのでした.それぞれのツッコミが激しかったため,隣に座る双子の片方の声が聞き取れず,「何て言ったん?」から始まって,激しいやりとりに見える会話になっていったのでした.