最近あるLinuxマシンのHDDを取り換え,Debianの最新安定版を入れ直しました.
将来の自分に向けて,アドバイスを.
ntpdateのあとでntp
時刻調整のソフトウェアは,ntpとntpdate.
ntpは常駐型で,定期的に他のタイムサーバなどを参照して,ゆっくりゆっくり時刻を調整するのに対して,ntpdateを実行するときはタイムサーバの名前をコマンドライン引数に与え,瞬時に時刻合わせをして,すぐ終了します.
ここで「apt-get install ntp ntpdate」とすると,ただちにntpサーバが起動します.そのあと,「ntpdate タイムサーバ」を実行しても,「the NTP socket is in use, exiting」といったメッセージが出ます.
こんなときは,
- /etc/init.d/ntp stop
- ntpdate タイムサーバ
- /etc/init.d/ntp start
とします.そうそう,startの前に,/etc/ntp.conf を参照して,手元に信頼できるタイムサーバがあるなら,「server」の行を書き換えておきます.
vim
設定ファイルの編集には,emacsでもjedでもnanoでもなく,vimで慣れてしまいました.
vimで上下左右の矢印キーが使えます.あと覚えておくキーは,
- 「i」,文字列,「Esc」で入力
- ただし行末は「a」,文字列,「Esc」
- 1文字だけ変えたいときは,「r」,文字
- カーソルの文字を削除するときは,「x」
- ファイルを保存せず終了したければ,「:q!」,「Enter」
- ファイルを保存して終了したければ,おまじないとして「Esc」を2回打ってから,「Z」「Z」.ここはEnter不要.
大きなサイズファイルのリストアにはrsync
古いHDDをUSBで接続し,cpで元の位置に置いたところ,数百MBのファイルについて,バイトサイズは問題なかったものの,md5sumの出力が,元と先とで異なる値になっていました.
入れたばかりのファイルを削除し,rsyncでネットワーク越しにコピーしたところ,USB経由よりも時間が短縮し,しかもmd5sumの出力が一致しました.
rsyncの使い方としては,http://opentechpress.jp/developer/article.pl?sid=07/07/19/0150245が分かりやすいです.ただし,Debianで普通にインストールしたところ,rsyncが入っていなかったので,あらかじめ「apt-get install rsync」をしておきました*1.
*1:ネットワーク越しなので,別途,openssh-serverもインストールしました.