「自分の,大学院の所属クラスタと,某ゼミでどのようなことをしてきたかを,1枚のスライドにまとめてみました.
1期生が大学院に進学した2000年度から,2013年度までは,現存する,コミュニケーション科学クラスタに所属しました.学部学科としては情報通信システム学科,環境システム学科,デザイン情報学科から,教官が参加し,指導を受ける学生も多数いました.
なお,2004年の大学の独立法人化から,『教員』と表記するようになり,それより前は『文部教官』でしたが,今回のスライドでは『教員』で統一しています.
ここのクラスタの某ゼミは,学生参加が非常に少ないものでした.前期後期に1回,口頭発表するだけです.あ,司会進行は学生持ち回りで,発表に対し質問したら加点していました.それと,学生の授業出席の厳格化を行うようになった現在では,考えられないことですが,当時は,M2が秋に修論中間発表を行い,全員が終わったら,あとの某ゼミはM2は参加免除としていました.
もう1点,よく覚えているのは,学生発表だけでなく,教員による研究紹介も,組み込まれていたことです.先生が発表して,他の先生が質問するなんて光景も,ありました.ただ,参加していたあとのほうの年度では,学生発表を優先して,教員発表を行わないことも,あったりしました.
そんな中,ある先生からの誘いを受け,2014年度には,これも現存する,知的モデリングというクラスタに鞍替えしました.2年間だけです.
当時は,人数がですね,M1とM2を合わせた学生よりも,教員のほうが多くて,学生は,1人当たり年5回くらい発表していたように思います.教員所属は環境システム学科が最も多く,情報通信システム学科からは誘いのあった先生と,自分のみでした.2年目は年度途中で,1人の先生と,学生の移籍がありました.
今の大ゼミで実施している,『教員世話人』,『教員も学生もコメント提出』,『夏休みをまたいだグループワーク』,『ポスター発表』,そして『修士論文の査読』は,このクラスタで行っていたものでした.
大学院のクラスタは,教員の所属変更や,クラスタの作成・廃止が,簡単に行えるようになっています.2016年度に,当時の学長より,情報技術を含むより広範囲な教育・研究活動が行えるようにという方針で,知能科学クラスタが開設されました.
それまで知的モデリングにいた旧情報通信システム学科---『旧』について補足しておくと,みなさんの『1学部・1学科・10メジャー・ダブルメジャー制』は,2015年度学部入学者からです---の教員は,知能科学クラスタに移籍しましたが,人数的には,サイバネティックスという,今はないクラスタからの参加者が多くありました.学部メジャーに関しては,現在,10メジャーのうち知能情報学メジャー,ネットワーク情報学メジャーの所属ばかりになっていますが,短い期間,他のメジャーからの先生や学生の参加もありました.
知的モデリングから移籍した教授が初年度のクラスタ主任を,そして自分が某ゼミ担当を務めまして,『教員世話人』『コメント提出』『グループワーク』『ポスター』『修論査読』を踏襲しました.その後,修論は教員2名が査読,コメント提出のオンライン化,コロナ禍にはTeamsの活用などをするようになり,現在に至ります.
自分は昨年度と今年度にも,某ゼミ担当として,年間スケジュールの計画や発表者変更などへの対処,Moodleでのコメント提出の作成や回収などを行っています.
ここまでを踏まえて,本日,お話ししたいのは…」
なにこれ
某ゼミのグループワークの日程調整を行う中で,1回分の空きを設けて,グループワークや学生発表ではない,「教員からの情報提供」を実施しました.事前に先生方に示した案では,研究紹介でも,そうでなくてもいいので,今のM1・M2の学生のためになる(と教員が判断する)なら,テーマは何でも可と書いていました.
先週金曜の某ゼミで,実際に発表したのは,今年度のクラスタ主任と,自分でした.主任は,ご自身の研究そのものというよりは研究分野の紹介をされ,2番手の自分は,某ゼミの学生質問とコメント提出について,スライド化を試みました.
時間をとって作成したのは,本記事冒頭の画像と,「某ゼミ発表の流れ」と題する,準備(レジュメ提出・スライド作成)・口頭発表・質問・コメント提出を含むシーケンス図です.シーケンス図は実際に映写しながら話しましたが,本記事で画像および文字にした,所属クラスタとそれぞれでの某ゼミの件は,一つは時間的な都合,もう一つは今の学生の参考にならないと判断して,当日,話しませんでした.
スライド番号の「18」は,実際のプレゼンは「17」まででして,非表示スライドとして後ろに置いたことを意味します.