わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

授業,研究

スピーチ案

みなさんは,いくつかの授業の中で,私の顔を見ていますね.
単独の科目としては,1年後期の情報処理II,3年前期の情報セキュリティ.
分担科目では,2年後期の情報ネットワーク演習.それからおととし後期のシステムソフトウェアは,みなさんの多くが1年生のときに受講したはずです.もう一つ,2年前期のCプログラミング演習というのも,受講者限定ですが,私が関わりました.
そのように,授業は「C言語」「セキュリティ」でしたが,研究は,それらと直接関わっていません.研究テーマを一言でいうと,「データベースシステム」です.
利用者のニーズをもとに,作るべきシステムをよく検討し,データに意味を与え,Webアプリケーションを構築して,実際に使ってもらう,あるいはデータを蓄積してもらう,というのが標準的な流れです.
シーズ指向で,利用者を想定してシステム開発をすることもあります.
データベースというと,○○先生の講義や,△△先生そして多くのTAによるデータベース演習を,連想する人も多いでしょう.そこで教わった関係データベースを使用することもありますが,我々の研究室では,それにこだわりません.データ管理の方法や,システム利用において,他のソフトウェア,例えば全文検索エンジンや,Subversionに代表されるバージョン管理ツールも活用しています.
かつて私は,「暗号プロトコルの安全性検証」という,情報セキュリティの分野の研究をしていました.「どのように対象を記述すれば,計算機で利用でき,かつ関わる人々が幸せになれるか?」を追求するのは,C言語の演習や講義を受け持ち,また研究テーマをデータベースに切り替えた今でも,変わりません.

本日のスピーチ案について

研究室紹介で,分量を減らして,話す予定です.
最後の段落は,2年ほど前に,学内の自分の研究紹介のWebページに書いたことを,アレンジしています.「どのように対象を記述すれば,計算機で利用でき」から,「スキーマを作ることか?」と思う学生さんがいるかもしれませんが,スキーマも,スキーマにしにくい実例も,大事にしたいと考えています.