「ごちそうさん.さて,居間でごろんとさせてもらおうか」
「ああもお….牛になるで」
「はいはい,しゃあないやん.お酒もたらふく飲んでんから」
「あたし洗い物するんで,その間,子供の面倒見てくれたら,ええんやけど」
「わかったよ,するよ…本人が来たらやがな」
「お茶,持たせたんで,行くで」
「ん? ああ,この子専用のお茶飲み*1やな」
「あ〜」
「お〜.元気やな…あれ…へえ!」
「どしたん」
「あのな,この子な,正座して*2茶ぁ飲んどるぞ!!」
「そんなんしょっちゅうやで」
「俺も思わず,正座してまうで,この子と向かいあうようにして」
「ふーん」
「んでこの姿勢になったら,屁ぇこいてまうねんな」
「あなたね! この子かわいいやろって,来てみたら,おならかいな」
「たぶんくさいぞ」
「うわ,くさっ!」
「そないにくさいか」
「この子も逃げてったで」
「それは理由が違うと思うんやが」