わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

今年度のシラバス変更(2)

情報ネットワーク演習

今年度は,前半7回分を,以下のとおり設定しました.

  1. 通信プログラムの基礎(システムコール
  2. 通信プログラムの基礎(クライアント/サーバモデル,TCP/IP
  3. HTTP(プロトコル概要,Apache
  4. Webアプリケーション(企画)
  5. Webアプリケーション(実装)
  6. Webアプリケーション(実装)
  7. Webアプリケーション(まとめ)

次のように進めたいと考えています.

  • 第1〜2回は,これまでの課題3(通信)です.第3回は,これまでの課題4(Apacheのビルド)です.前者には,与えられたプログラムをもとにプログラムを作り替える作業とMakefile(分割コンパイル)への理解,後者には,オープンソースソフトウェアの認識と,実行ファイルを作るまで(ビルド)に時間がかかることの体験,というおまけがついています.
  • 第4〜7回で,HTTP通信を使ったアプリケーションを各学生に企画・実装させ,個別に最終チェックをします*1.アプリケーションは,サーバ,クライアントのいずれでもかまいません.ただしサーバの場合は,ビルドしたApacheの上で動かすものとし,開発言語は問いません.一方クライアントの場合は,通信プログラムのコードをベースとし,こちらはC限定です.Webで容易に取得可能な,HTTPクライアントのソースコードを使用するのは,不可とします.
  • 基本的に毎回,個別に進捗状況を確認します.学生と教員で進捗管理用の書類を持っておき,チェックしたら割印を押します.出席点ではありません.ただし採点時には,その出席状況も考慮に入れます.
  • 進捗確認の間は学生を見ることができないので,授業に立ち会うTAを1名追加したいと思います.毎回の授業後のファイル回収と,内容チェック用のTAを1名雇用するのは,これまでと同じです.
  • 進度が速すぎる人,遅すぎる人,企画が思い浮かばない人の対策は,別途考えます.頭の中ににはありますが,夏休みに考え直します*2
  • この科目,前半は同じセメスターの授業をいわば先取りする形になっていて,後半は,前セメスターの授業と(教員が同じということもあり)連動しています.しかしこれまでどおりの前後半の授業計画にしたいのは,最初にCのプログラムを与えて,手を動かしてもらうという「プログラミングの復習」を入れたいからです.

かなりの変更となりますが,これは,授業アンケートで,名指しで不評の意見が出たからです.後半の先生の課題内容と自分のを見比べ,他科目や研究室の状況を合わせて自分なりに思うのは,今の学生には多めの情報と適度なプレッシャーを与えて課題をさせれば,期待できる成果を出してくれそうだということです.

*1:といっても,そのチェックを受ければ私の分の課題は終了というものではなく,一応動作するけれども,このあたりに課題があるね,採点時までにそこを直しておいてください,という形にしたほうがいいようにも思っています.教育上の配慮というよりは,30人以上の「最終チェック」をスムーズに行うためです.

*2:早すぎる人には,SubversionかGitについて勉強させたいと考えています.演習室で,これらが動くことはすでに確認しています.勉強した本人も,そこから教えてもらう周囲の学生も,演習のファイル管理に活用してほしいものです.ただ,Gitで,学生間でpullやらpushやらするかもしれないので,きちんと対策を立てておかないといけませんね.