zjsに手を加えました.ファイルはhttp://github.com/takehiko/zjsより取得可能です.また以下のURLで動かすことができます.
- 日本語版: http://www.wakayama-u.ac.jp/~takehiko/zjs/index.html
- 英語版: http://www.wakayama-u.ac.jp/~takehiko/zjs/index.html.en
これまで,発表の場だけでなく,発表練習の場でも使用できるための機能を作っていました.具体的には,時間経過中に「2」のキーを押せば,開始からの時間を記録し,停止時にその時間を知ることができます.ただこの機能,キーボード操作が必要という欠点がありました.
今回の修正では,ボタンを押せば,時間を記録できるようにしました.初期状態はこれまでと変わりありませんが,開始させると,停止ボタンの横に,「<0>」というボタンが表示されます.これを押せば,数字が1増え,内部で時間が記録されます.従来の「2」キーと同じ効果となります.
このボタンそのものか,または「2」「/」のキーを,1回でも押せば,ボタンは停止時にも表示されます.停止時に押すと,「2」を打つか,「ログ」ボタン*1を押すのと同じく,経過時間の一覧が表示されます.
いくつかのブラウザのほか,iPad2で動作確認をしました.なお,iPad2で一応ベルは鳴りますが,期待する回数だけきちんと鳴ってくれない状態がしばしば見られ,改善の余地があります.
発表練習モードはデフォルトで有効化されています.ファイルをいじることができる人は,(zjs.config.)rehearsalModeの値をfalseにすることで,デフォルトで無効となります.またURLでも設定できます.
- ?roff:発表練習モードを無効化します.「<数字>」や「ログ」などのボタンが表示されなくなり,「2」「/」のキー入力も無視されます.
- ?rc=0:発表練習モードを有効化し,カウントの初期値を「0」とします(デフォルトです).何度かボタンや「2」キーなどを押したあと,停止時に表示される数は,押した回数と一致します.
- ?rc=1:発表練習モードを有効化し,カウントの初期値を「1」とします.何度かボタンや「2」キーなどを押したあと,停止時に表示される数は,表示を終えたスライドの数(1から始まるものとして)の数に1を加えた値となります.これにより,発表(練習)中には,表示されている数字と「今,何枚目のスライドなのか」を一致させることができます.
今後の課題は,間違って押したときの訂正や,ログをメールで送れるようにすることです.それと,iPad2を横長にして動かしたとき,もう少し分秒の数字を大きくできないかなと思いましたので,その調整を図りたいところです.
*1:「ログ」ボタンは当面残しておきます.リセット時に,これまでに記録した(例えば,何人か連続で発表練習をした場合の)時刻一覧を見るときに必要なので.