zjsの初期画面は,こうなっています.
左下に,フォームやらボタンやらが並んでいます(「パネル」と呼びます)が,その上に「開始」と「リセット」のボタンがあります.この「開始」のボタンを押すと,大きな文字で表示している,分と秒のところが,減っていきます.すなわち計時の開始となります.
計時の際には,パネルは消え,「開始」「リセット」だったボタンも「停止」のみとなります.停止ボタンを押すと,計時が止まります.パネルが復活し,ボタンは「再開」「リセット」の2つとなります.
停止時に「リセット」のボタンを押せば,分と秒の表示は初期状態に戻り(リセットですから),「再開」ボタンは「開始」ボタンに戻ります.
次に,パネルを見ていくことにしましょう.上にも書きましたが,停止中のときにのみ表示されます.
「発表時間」「予鈴1」「予鈴2」「討論時間」のそれぞれの右には,何分何秒というのを指定できるフォームがあります.それぞれにカーソルを当て,数値を打ち込み,すぐ下の「設定を変更する」のボタンを押せば,その時間になります.(その際,計時を停止していたときであっても,リセットされます.)
予鈴1と予鈴2には,フォームの左右に「発表終了」と「前」が書かれています(発表時間と討論時間には書かれていません).時間については次のように考えてください.
- 開始から「発表時間 - 予鈴1の時間」が経過したら,予鈴1のベルが鳴ります.上のパネル(「デフォルト設定」といいます)では,開始5秒後,「リン」と鳴ります.その後,文字が黄緑色になります.
- 開始から「発表時間 - 予鈴2の時間」が経過したら,予鈴2のベルが鳴ります.デフォルト設定では,開始10秒後に,「リン」と鳴ります.その後,文字がかなり黄色に近い緑色になります.
- 開始から「発表時間」が経過したら,発表時間のベルが鳴ります.デフォルト設定では,開始15秒後,「リンリン」と鳴ります.その後,文字が黄色になります.
- 開始から「発表時間 + 討論時間」が経過したら,討論時間のベルが鳴ります.デフォルト設定では,開始20秒後に,「リンリンリン」と鳴ります.その後,文字が赤色になります.
ベルの種類は,プルダウンメニューから選べます.1が「リン」の音,2が「リンリン」の音,3が「リンリンリン」の音です.「なし」にもできます.
時間設定の下のボタンを順に見ていきましょう.「設定を変更する」のボタンは,すでに説明したとおりです.その右の「設定を元に戻す」というのは,発表時間から討論時間までの4行の数値などをあれこれ変えてみたけれど,やっぱりやめておこうというときに,このボタンを押すと,最後に「設定を変更する」のボタンを押した状態(それまで押していなかったら,初期状態)に戻ります.なお,そういう設定をなくして,初期状態にしたければ,ブラウザの機能で再読み込み(リロード)をしてください.
「時間表示の切替」のボタンを押せば,分秒の表示をカウントダウン型にするかカウントアップ型にするかを切り替えられます.これは少々ややこしいので,別のエントリで説明することにします.
「準備OK?」のボタンだけ,青いのですが,これを押すと,ちょっとした警告メッセージが表示されます.数分間何も操作しないでいると,ディスプレイがオフになるとか,スクリーンセーバーが働くだとかになっていれば,そういう設定を取り除いてから(常に表示になるよう,設定してから),zjsをご利用ください.
「はじめにお読みください」のボタンを押すと,パネルの下に,メッセージが表示されます.「ショートカットキー」のボタンを押せば,キーボードによる操作方法の説明が出ます.「ログ」のボタンを押して出るのは,zjsを発表練習に使いたい人向けの情報です.それら3つのボタンは,1回(奇数回)押すと,対応するメッセージが現れ,もう1回(偶数回)押すと,消えます.またいずれも,計時の際には見えなくなります.
「ベル1」「ベル2」「ベル3」は,ボタンを押すとそれぞれ「リン」「リンリン」「リンリンリン」の音が鳴ります.これは2通りの使い方があります.一つは,ブラウザによっては最初に音を鳴らすのに少々時間を要することがあり,本番でそれが起こると,数秒とはいえ厳密な時間管理・分秒表示ができないことになってしまいます.それを防止するための「空砲」のようなものです.もう一つは,セッション開始前に「○分経過で,1回予鈴が鳴ります」と説明しながらベル1のボタンを押せば,発表する人にも場にいる人にも,どんな音が鳴るのかが確認できるという機能です.