わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

学生集めの依頼の手順

基本レシピ

人数集めの依頼が来ました.大まかな依頼内容とともに,期限,学生数(大学院生10名など)の情報が入っています.各学科一律に,募集をします.もちろん自分はというと,自学科の推薦者リストを作り,依頼元に報告しないといけません.
さっそく,メールで送るための,募集の文案を作ります.学生区分*1や募集人数などの条件は,間違えないよう,誤解されないように気を配ります.報酬の記載も,忘れないようにします.
一つ,肝心なのは,期限の設定です.依頼された期限よりも早めにします.理想は,学科内募集を開始してから1週間後くらいですが,もちろん依頼元の期限や,応募者が出揃ってからこちらがすべき作業の時間数などにも注意して決めます.
それと,学科内での依頼は,教員に送り,指導されている学生に伝えてもらうことにしますが,学生側からの応募の流れについては,考えどころです.
指導教員経由にするか,学生が直接,こちらまたはしかるべきところにアクセスするか,なのですが,これは依頼内容によります.プライバシーの要素があれば,直接コンタクトを選びます.指導教員にも把握してもらうほうがいいだとか,より確実に人数を得たいだとかいったときには,先生方からこちらに,希望者を連絡してもらうようにします.
まあまあな依頼文ができれば,学科教員のメーリングリストに送ります.
早い先生からは,1日もすると返信が来ますが,残念ながら,無反応なところもあります.
当初の期限が来るまでに,充足すれば,推薦者リストは完成です.
もし,多くなったら,適当に選抜をします.そして,外れてもらう方には,学生本人または指導教員に,「すみませんが」の連絡を入れます.
とはいえ,現実的には1回の依頼で充足することはほとんどありません.
なので,△人の協力者を得たがまだ足りないとして,状況を記すとともに,再度の募集を,メーリングリストに送ります.
その際,個別にお願いする可能性があることを書いておきます.このときの期限も,もともとの期限よりも少し前にします.
再度の依頼でもまだ足りなければ,先生方に電話をかけ,ご協力をいただきます.
ちなみに,自分が受け持っている学生には,最終段階で足りないときに,頼むようにしています.周囲に依頼をした直後に,研究室のミーティングでもあれば,雑談として,依頼があって取りまとめていることを言うこともあります.

アレンジレシピ

ある年のある募集では,もしかしたら1回の募集で定員を超えるかもしれないと思い,一つ条件を入れました.
各先生を通じて,協力者の学生情報を送ってもらうのですが,学生番号と氏名のほか,「意欲」を,1〜5のいずれかで書いてもらいました.5は「最優先で採ってほしい」,そして1は「とりあえず応募する」といった意味です.
そして応募者超過の場合には,意欲の高い学生から選ぶ旨も記し,依頼をかけました.たしか結果は…1回で,自分の受け持ち学生を合わせて充足となりました.
度数分布は覚えていないし,過去のメールを漁ってここに書くわけにもいきませんが,学生や研究室の反応を知ることができ,面白い経験でした.ある先生から,研究室の応募者が1名で,その意欲が1という返信が来たときの状況を,想像してみてください!

過去に書いた,依頼の手順

*1:「大学院生」という条件が入っていて,学科内に募集をかけ,ある先生から卒研生ではダメなのかと問い合わせが来れば,依頼元に確認をします.