わさっきhb

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診察室で,まさかの本人登場

 某年月日,自分が運転席,妻が助手席で,市内の,車でないと難しいところまで行きました.
 循環器内科の診療所に到着しました.自分が降り,妻は運転席に座って,離れていきました.
 話は2日前にさかのぼります.自分が朝晩使用している血圧計を渡して,妻が手首に巻いて測ったところ,自分の数値よりも高く出ました.これは危ないと察知したのか,妻が,循環器内科の診療所を見つけて,検査と診察により,健康維持のためのアドバイスを得たというのです.
 自分は,5年ほど前,職場の健康診断で血圧がびっくりするほど高くなったのを見て(職場からも医者に診てもらうよう書類が来て),家から歩いて行ける診療所で,約3年間,お世話になりました(「薬をもらいに行っていた」ようなものです).閉院したのが一昨年の8月で,そこから1年ほど,薬を飲まず健康にもあまり気を使わずにいると,昨年の健診でまた高くなり,自宅からなんとか歩いて行ける診療所を見つけて,朝晩測定する血圧手帳を見せ,薬をもらっています.
 何やかやあって,詳しく診てもらいなさいと妻から言われ,たどり着きました.
 受付では,初めてになるんですけど,昨日は妻が,などと言いながら,保険証カード,血圧手帳,お薬手帳を渡して,説明をしました.住所氏名を書いてくださいと言われて手書きしました.座って待って,10分ほどで,声がかかりました.
 はじめに採尿を言われたのですが,任意とのことで,スキップしました.検査室では,レントゲン,心電図,眼底検査の順に,看護師さんの言われるままに移動し安静にしました.「目が大きくて撮りやすいねえ」と言われたことを,夕食時に話すと,あとの子が食いついてきました.
 待合室に戻ることなく,検査室内のイスに座って数分で,今度は診察室です.診療所の先生が,検査結果や,手帳をもとに,いろいろとおっしゃってくれました.
 その場で血圧も測られました.自宅の器械で出ないくらい,健康的な値でした.
 先生曰く,今のまま薬を飲み,自宅近くの診療所に通うのでいいよ,とのことでした.心臓が大きいことや脂肪肝であること,また今はいいけれどそのうち膝に負担がかかってくることなどを,教えてもらいました.「腹六分目」を心がけて,とも言われました.
 自分としては,どうもありがとうございましたと言って診察室を出たかったのですが,ここから先が,本記事の見どころとなります.前日に,妻の検査そして診察をしましたので,先生が看護師さんの一人に声をかけ,(妻のフルネーム)のカルテを持って来てと指示したのでした.
 え,聞くのか…
 見聞きしたことを,妻に,家族に話して,どないしたらええんか…
 1分ほどで,診察室のドアが静かに開きました.まさかの本人登場です.妻です.
 測定はしていませんが,この瞬間が,この日の自分の最高血圧だったはずです*1.それくらい,びっくりびっくりしました.
 妻からすると,こうです.自分が車から出て妻が運転し,行き先は携帯ショップでした.スマートフォンの不調をその場で直してもらいました.診療所の駐車場に車を停め,待合室に入ったところ,夫(自分)の姿がありません.昨日はお世話になりましたのあと,夫のことを尋ねると,ちょうど診察中なので,奥さんも入るといいですよと言われて,診察室のドアを開けたのでした.
 その後,妻のカルテがやってきました.本人登場までは,「妻の検査結果を夫が聞く」予定だったのが,「夫の検査結果を妻が聞く」モードに,変わってしまいました.

*1:同月追記:こういうときは「最高心拍数」ですね.訂正せず,残しておきます.