(1) プログラム完成時
(2) エラー発生時
- エラーの状況を認識している.
- コンパイルエラーである.
- 実行時エラーである.
- 論理エラーである.
- エラーの原因となる行を認識している.
- 変数名・関数名が間違っていないことを入念にチェックした.
- 全角空白( )がないことを入念にチェックした.
- ポインタ変数は,指し示させてから,参照している.
- 論理演算子(&&, ||, !)とビット演算子(&, |, ~)は,適切に使い分けている.
- '…' と "…"は,適切に使い分けている.
- 配列宣言をする際,その型および要素数は適切である.
- 関数呼び出しをする際,実引数の並び(個数,値)は適切である.
- forループ用の変数名および取り得る値の範囲は適切である.
- 反復処理において,変数の値がどのように変化するかを認識している.
- 各変数の有効範囲は適切である.
- コメントの範囲は適切である.
- リソースを浪費する処理(反復でのmalloc系関数の呼び出し,無限の再帰呼び出しなど)をしていない.
(3) プログラミングに取りかかって,行き詰まった時
なにこれ
春休みを終えて,授業で新たなプログラミング課題に取り組む学生を支援したいと思い,作ったチェックリストです.
今年になって書いた,アルバイト型プログラミング,正社員型プログラミングと関連があります.それら2種類のプログラミング形態を結びつけるもの,と言ってもいいでしょう.
本日は,トラブルの原因を自分なりに認識して,そこからどうするかについては,まったく書いていません.教員に相談すれば,道は切り開けやすいと思います.過去のエントリを見直してみたところ,いくつかエラーの発見・除去の方法を書いていましたので,リストにしておきます.
実はもう一つ,きっかけとなったブログ記事があります.論文執筆経験の浅い研究者・学生のための『査読模擬体験票』 | Chase Your Dream !です.「論文執筆経験の浅い研究者・学生のために,査読者を擬似体験してもらい,赤ペン先生の負担を減らし,通る論文を書いてもらうために」作成されたとのこと.こちらは「プログラミング経験の浅い学生のために,先生の立場を疑似体験してもらい,教員・TAの負担を減らし,課題をパスするプログラムを書いてもらうために」企画した次第です.
ファイル
ExcelファイルとPDFファイルを作り,利用しやすくしました.中に書いていますが,ライセンスはCC BY-SAとします.
- https://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0AtuPdxGuhnecdEk0N1VfbkFGLVVXWnk4b2pySWJSM2c
- http://d.hatena.ne.jp/takehikom/files/cchecklist.xlsx
- http://d.hatena.ne.jp/takehikom/files/cchecklist.pdf
(最終更新日時:Tue Apr 3 20:58:45 2012ごろ.「ファイルに」の節を追加しました.)