- 作者: 荻野綱男,田野村忠温
- 出版社/メーカー: 明治書院
- 発売日: 2012/05/01
- メディア: 単行本
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ただいくつか,コードの例,より正確には文字列の例に,「ん?」と思ったものもありました.一つは次のくだり.
まず,文字列についても,数値の足し算と掛け算に相当する操作が可能である。「+」は文字列の結合,「*」は文字列の繰返しを表す。
puts("ガク"+"ブル") # => ガクブル puts("ガク"*2+"ブル"*2) # => ガクガクブルブル puts(("ガク"+"ブル")*2) # => ガクブルガクブル puts("キタ"+"ー"*4+"!") # => キターーーー!図9 output3c.rb
(p.30)
出力として「ガクガクブルブル」と「ガクブルガクブル」が違うのは分かりますが,しかしこの例ですか….
次にびっくりしたのは,かなり進んだところにありました.
(略)このメソッドto_cateseは日本語を猫語に翻訳する。
#!ruby -Ks def to_catese(phrase) phrase.gsub(/な/,'にゃ') # 返り値 end p to_catese('なかなかだな') # => "にゃかにゃかだにゃ" p to_catese('な,なんと!') # => "にゃ,にゃんと!"図7 def2b.rb
(p.149)
「な」を「にゃ」に変換すれば猫語になる.ンなあほな….
なお,中核となる「.gsub(/な/,'にゃ')」の部分は変更・拡張されることなく,p.153 (def3c.rb),pp.155-156 (def4a.rb, def4b.rb)にも出現し,「日猫翻訳(日本語-猫語翻訳)のメソッド」(p.152),「日猫翻訳の破壊的メソッド」(p.155)といった解説が添えられています.
「わがはいはねこである」の次は「にゃまえはまだにゃい」ににゃるってことですかにゃ??
(最終更新日時:Sun Jun 3 06:03:02 2012ごろ)