「ぱぱ,なんかゆって」
「ん? ああせやな,こういうときの無言って,気まずいもんなあ…」
「…」
「これっくらぁいの♪ クロっコダぁイル♪」
「きゃはっ!」
「あ? 知ってる歌とちゃうってか」
「もっとやって!」
「ほな,もうちょっとくらい真面目に歌ってみるか…」
「…」
「これっくらぁいの♪ おべんっとばっこに♪」
「おっにぎぃりおっにぎぃり ちょっとたーべて♪」
「ぱぱ,おもしろい〜!」
「そっか,ウケてよかった」
「ぱぱ,もいっかいうたって」
「いやいや,お前,早よお尻を拭け!」
トイレの中の会話でした.
「ぱぱ,おもしろいねんで!」
「どしたん?」
「あーいや,ちょっとした替え歌を教えてみたんやが」
「うたうで!」
「…」
「…」
「これっくらーいの♪ おべんっとばーこに♪」
「おっにぎぃりちょっとたーべて♪ ぎゃはははは!!」
「お前,ちゃんと歌えてないやないか!」