幸せなら手をたたきながら体温測ろう

　　「お前ら起きたんか．ほなら，お熱を測ろか〜」
　　「まずは，パパに近いんで，あとの子からな．さきの子よ，お前の番もあるからな」
　　「んで体温計を挟むと…動きたがるから，せやな，歌をうたおう!」
　　「しっあわっせなっら てっをたったこ♪ …よっしゃよっしゃ，かしこいぞ!」
　　「しっあわっせなっら てっをたったこ♪」
「（ぱち，ぱち）」
　　「…おっと，さきの子は手ぇ叩くんか，かいらしな!」
　　「しっあわっせなっら たっいどっでしっめそぉよ♪」
　　「ほっらみっんなで」
「（ぱち，ぱち）」
　　「さきの子，手ぇ叩くの早い!!」
　　「てぇをたったこ♪ …んでやな，ここで叩いてもらわなあかんねんけど」

なんか読んだことあるような

泣く泣く（1人泣く）の，ある意味，続きです．

さらに続き

　　「…てなわけで，さきの子ぉがリズムよぉ，手をぱちぱちさせてたんやが」
「かいらしやないの!」
　　「せやな．保育所で，歌って遊んで，やってんかな」
「あとの子も，かいらしで」
　　「なんかやっとんかいな」
「保育所でね，先生が，クラスの子の名前を順番に言ってって，手ぇを挙げさせてるんやけど…」
　　「へえ…」
「どの子の名前を呼んでも，そのたびに，あとの子，手ぇ挙げるんやて!!」