わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

すべてが必要なコミュニケーション

いきなりですが問題です.

  • 意図的であり,
  • 感情伝達を伴い,
  • 言語を使ってやりとりし,
  • 非言語も使ってやりとりし,
  • 相手は特定され,
  • 双方向であり,
  • 内容が既知である,

そんなコミュニケーションの形態を挙げてください.

さっそくですが解答は次の本に載っています.

テクニカルコミュニケーションへの招待

テクニカルコミュニケーションへの招待

1.2.3項(p.26)で,コミュニケーション素性として「意図」「感情伝達(交感性)」「言語チャンネル」「非言語チャンネル」「受信者特定」「双方向」「内容既知」を定義しています.そしてp.31には表があります.28種類のコミュニケーションについて,各素性を有するか否かをプラス・マイナスで判定しています.
すべてが「-」(満たさない)というコミュニケーションはありませんが,すべてが「+」(満たす)というのは2つあります.一つは“対面のおしゃべり”です.そしてもう一つを,本を見る前に考えていただければと思うのです.
もう少し読むと,該当のものについて,1段落で説明を加えています(p.33).答えは「*」で伏せておきます.

****がコミュニケーションだというと納得される方は多いのではないだろうか。しかもこのコミュニケーションはすべてのチャンネルを使う。視覚、聴覚、触覚は当然、味覚、嗅覚も入ってくるし、その前後も含めて言語コミュニケーションも不可欠である。すべてのチャンネルを使うコミュニケーション手段であるがために、双方の結びつきが非常に強くなるのかもしれない。

もうおわかりでしょう.答え合わせは,本を取り寄せてどうぞ.


本の主題は,タイトルにも入っているとおり「テクニカルコミュニケーション」です.Technical CommunicationということでTCと略し,「TCとは、受信者の知らない技術的・専門的な情報や知識を、グラフィック・テキスト・音声などを通し、わかりやすく伝える技術を指す」(p.21)と定義しています.
ただし,先に述べた7つのコミュニケーション素性をすべて,満たしているわけではありません.その用途に注意すると,「感情伝達」は必要とされませんし,取扱説明書やユーザインタフェースを手段とする場合には,「双方向性」「内容既知」についても,前提とするわけにいきません.
すべてを満たすコミュニケーションではないことに留意し,どんなことに注意して,相手に伝わる表現をすればよいかが,2章以降で展開されています.

(リリース:2013-10-03 未明)